保育園・幼稚園選び、迷ってませんか?
大切な子どもなので、どこに通わせるかはとても大事ですよね。
うちでは長男が1〜2歳のときは、小規模保育園(企業内託児)を利用し、
3歳は次男出産のため退職し専業主婦をしつつ、私立の幼稚園へ週1度プレ幼稚園へ通わせていました。
そして最終的には、上の子と下の子で別の保育所となり、
私立保育園と公立保育園両方を利用しました。

実は4歳になる年の春ごろは、幼稚園に通わせる気満々だったのですが、申請していた保育園にまさかの認定を受け、
かなーーーーーり迷いましたが、仕事を探して保育園に通わせることにしました。
つまり、小規模・市立・公立の保育園、すべて経験しており、
また幼稚園は市内・市外20箇所近く見学しています。
その頃の経験が誰かのご参考になれば、と思います。
よろしければご覧ください!
※個人の体験談のため、すべての保育園、幼稚園に共通する話ではありません。
また地域や園の方針によっても違いがあると思います。
小規模保育園
メリット
年齢が様々なので異年齢交流がしやすい
先生とじっくり相談ができる
母親同士の距離も近くなりやすく、仲良くなれる
デメリット
対象年齢が低い園が多い
イベントが少なくなりやすい
園庭が狭かったり、施設そのものが狭い
小規模保育園、個人的にはすごく良くて、デメリットも書きましたが
メリットのほうが勝ると思うぐらい、良かったです!
やはり先生の目が届きやすいので、先生も本当によく見てくれていてます。子どもについての相談をしても、自分の子どもについてよく知っているため話が通じやすいです。
子どもにとっても信頼できる保育者がいるというのはとても安心できるようなんです。

うちの子は保育園が大好きで、休みの日に通ると
「行きたい〜!」と泣き出すぐらいの大好きレベルでした笑
私は企業内託児だったので、ママ同士はもともと同僚でありながら同じ世代の子がいるということで、とても仲良くなれました。
子どもとのつながりしかない通常のママ友と違い、ママ同士の個性も尊重しあえるのでママ友というより友達ができた、という感覚ですごく嬉しかったです。
企業内でなかったとしても、いつも顔をあわせる保護者が限られているため、
自然と話す機会も増えるように見受けられます。
逆に、だからこそ子供同士のトラブルも耳に届きやすく、ママ同士のトラブルに発展して仕事が気まずくなった人もいたようですが(^^;)でも職場にはただでさえいろいろな人がいるので、そこは割り切るしかないように思います。

うちの園では先生がラインで定期的に写真や動画も送ってくれました!小規模ならではのサービスで、これもとても嬉しかったです。いまは大規模はところでもやってくれるところはあるようですが、小規模なのでしょっちゅう送ってくれました。
動画というのも嬉しい♪
ただ小規模保育では施設も企業内であったり、民家であったり、マンションの1室なんかを借りているところもあり、小さいと思います。園庭もない場合があり公園に行かなくてはならなかったり、あっても狭かったりします。目が届きやすくていいと思うのですが、その点は気になるご家庭もあるかもしれません。
うちは公園があるならいいかなという感じでした。
また2歳以下対象となるところが多いので、イベントも少なくなりがちです。
しかし、3歳以上ですとやはり集団でのやりとりも大切になってくると思うので、2歳以下のご家庭の方であれば、是非小規模保育をおすすめします。
うちではお弁当毎日持参だったので、それはちょっと大変でした(^^;)
幼稚園(私立)
20箇所近くの幼稚園を見学しましたが、ほとんど私立だったので、
ここでは私立幼稚園の紹介が主になります。
そのうち気にいった2箇所に、週に1度のプレ幼稚園へ通わせていました。

人気の幼稚園の場合、プレに通っていないと入れないことがあるので注意!
実際に幼稚園にいる友人、他の幼稚園にいた友人からの感想なども踏まえて、得た情報をお伝えします。
メリット
ママ友をつくりやすい
発表会に力を入れている
施設設備、教育(英語などの課外授業も)に保育園よりもお金ををかけている
保育後の習い事などもある
通園バスがあったりする
制服があることが多く、着替えは楽
保育園よりも子どもとの時間がとれる
デメリット
3歳以下は預かりできない
役員の活動などが多い
長期休みがあったり、イベントなどの日によっては預かってもらえないことがある
通園バスがなかったり、お弁当持参の場合がある
ママ同士距離が近いのが気になることも
制服や指定のかばんがあることが多いため、汚れたりすると指定のものを買い換えなくてはならない
今や仕事をしている人のために延長してくれる園は多くなりました。
しかし、やはり保育園に比べると費用は割高ではありますし、長期休みやイベントなどで預かってくれない日もあるようです。
そもそも幼稚園は学校教育法に基づく文部科学省が管轄になるため、教育的な機関という括りになります。
そのため働く人向けかというと、そうではない印象はあります。
個人的には保育園より幼稚園のが好きです
ですがその分、保育園に比べて子どものためにこうしてあげよう、という気概が強く、とても子どものことを思ってやってくれているのが伝わります!
どの幼稚園も教育方針がはっきりしていて、子どもへの対応も素晴らしかったです。

私がプレ幼稚園に通わせた園では、とても熱心に子どものことについて語ってくれました。ケンカのときなど、こうしたときは、こうゆう対応をしますよ等…
ちょっとした疑問点があると、頼んでなくてもあとで電話で丁寧に回答までしてくれました。
個人的には、教育方針がはっきりしているところや先生の対応を見ている感じ、保育園よりも良いような気がしています。(保育園も教育熱心であったり、私立であったりすると違うのかもしれませんが)
また私立幼稚園の場合、先生が他の園に異動することは基本的にはないと思うので、教育方針が先生によってバラつくことはありません。その点も良いような気がします。
先生は若い
そして幼稚園は、免許を取るのに学校を卒業する必要があるので、学校を卒業してそのまま新卒で入ることが多いからなのか?
保育園に比べて若い先生が多い気がします。
(保育士資格は試験で取得のようです)
それがいいかどうかは各自の判断かなと思います。
若い先生が多い場合については、勤続年数が短い職員が多い園(職員にとってはブラック園…?)の可能性もあるかもしれないので、気になる場合は調べてみるといいかもしれません。
(しょっちゅう求人出してる園も実際にあります)

若いからいいかとか年配だからいいかというより、若い先生・ベテランの先生、男の先生などいろんな先生がいるのが個人的には良いかと思います!
そもそも世の中はいろんな人がいるからです。社会に出るにあたって、多様性の中で育つ練習も少ししてみるといいのではと思うので。
幼稚園で課外授業っぽいことをやってくれる
また幼稚園では園の方針によって、英語や体育の先生を呼んだりすることもあるようです。
習い事も英語、ピアノ、サッカー、バレエなど、先生が園にきて教えてくれたりするようです。
あとはフラッシュカードをしたり、あえて漢字で物に名前を張っていたり、美術や体育に「〜式」というような
有名な先生の提唱する方法を取り入れる園もあるようです。
あとは宗教色のある園もあるので、そこが気になるか気にならないかというところです。

友人は「優しい子になりそう」ということで仏教系の園に通わせており、のびのびとして楽しそうでした!ただクリスマス会が無いようなので、そこはちょっと残念そうです。
教育熱心すぎる幼稚園もある
しかし、教育熱心であるがゆえに、普段のしつけや、発表会の際に相当厳しくなる園もあるようです。
近くの教育系幼稚園の近所の人は、「罵声がよく聞こえる」と言っていたようです…
またその園では、下手な子のハーモニカは、「吹口にテープを張っておき吹きまねしろと言われた」などの噂もありました。
確かにその園を見学した際、ちょうど発表会の練習をしていたのですが、幼児相手にしては厳しめの指導だった気がします。
それがいい人もいるのかもしれませんが、やりたくないのにやらせている印象も受けたので、
個人的にはまだ未就学児の子どもにとって、本当に意味があるのかな?と思ってしまいました。
また先程の罵声やハーモニカなどについてはあくまで噂や伝え聞きですし、ほとんどの幼稚園はそんなことはないと思うのですが、入園を検討する場合は真実でないか見極めて、情報収集するなどして注意したいところですね(^^;)
あくまで各家庭教育方針や判断にはなるかと思いますが。
(両方男の子)
教育熱心系ではしつけが厳しく、毎日泣いて帰ってきたので転園したところ、今は笑顔で通っていると2組とも言っていました!
自分の子どもに合っているかも大事かなと思います。
そうした園のおかげで「とても成長したし、先生方には感謝しています」と回答した家庭もたくさんいましたから。
教育熱心な園出身者でも、その後は普通かも?
その後、その教育熱心な園に行ってそのまま成長したご家庭や、支援センターの先生、子育ての先輩数人にに聞いてみると、教育熱心な園に行ったからといってその後賢く育つわけではないと皆言口を揃えて言っています。
小学校入学当初は、周りの子と比べるとやはり賢い子、聞き分けの良い子という印象があるようですが、そのうち大差がなくなってくるようです。
例えばフラッシュカードなどももちろん内容は覚えてないですし、記憶力に劇的な変化があるわけではないようです。(別の効果がもしかしたらあって、気づいてない可能性ももちろんありますが。)
子どもによっては、むしろ勉強とかほとんどせず、のびのびした幼稚園園、保育園に通っていた子のほうがたくましく、成績もあとのび力がすごいと何人かの先生がおっしゃっていました。

私はそれを聞いて、「うちはのびのび自然の中で育てるぞ!」という教育方針にしました。
個人的には、就学前の時期は特別なことはせずに、よく運動し、よく遊ぶほうが大事なのではないかなと私は思っています。
保育園
メリット
0歳から受け入れ可
認可など給食があるところが多い
着替えなど日常生活に沿った指導をしてくれる
昼寝があるので、必要な子にとっては良い
保護者の活動は少ない
大半を保育園で過ごすため、家でテレビをあまり観なくなる
デメリット
教育熱心な感じではなく、小学校前の準備教育はしない
習い事などがない
ママ友をつくりにくい
時間に追われやすい
子どもとの時間がとれない
保育園は就労していることが前提のため、預け時間や対象年齢、保護者の活動や給食など、働く親にとってはありがたい環境になっています。
うちの園では、英語などはやりませんが、運動もリトミックも保育士さんが一生懸命やってくれているのがわかります。
幼稚園にはあまりないと思うのですが、お着替えや服やお昼寝布団を畳む機会があるため、日常生活で必要なスキルを結構教えてくれます。家で子どもが自らやるのを見て驚くこともありました。
遠足などは、近隣の幼稚園だと園バスなども使って軽い登山や動物園に行くところもありましたが、公立保育園の場合はさすがにそこまではできないことが多いような気がします。
うちの保育園は土管のあるだけの、だだっ広い広場でした(笑)

しかし、ただ広いだけ、土管があるだけで子どもたちは生き生きと遊んでいるんですよね(^^;)写真や先生、子どもたちからの話でその様子がとてもわかりました。特別なところへ連れて行かなくても、自然があって友達がいるだけで十分楽しめます!
昼寝そんなにいらない…
個人的に、保育園最大のデメリットは
3歳以上の昼寝
だと思っています(^^;)
昼寝すると夜寝ない!!
2時間もいらないからせめてもっと短くしてくれ!
昼寝は午前中元気に活動する子どもにとって、昼寝をすることで夕方に眠くなるなどの疲労の蓄積をリセットできますし、保育士さんにとっても連絡帳の記入や活動の準備などの大切な時間になります。
しかし、昼寝の必要性や時間の長さって、子どもによって全然違うと思うのです。
昼寝の問題については結構専門家にも指摘されてきているようですが、未だ2時間前後の昼寝がある園が多いようです。

うちは3歳でもうほぼ必要ないような感じだったので、昼寝を長くされると夜寝なくて困るのです。。。
昼寝をしないと不機嫌になる、電池切れになる子もいると思います。
先生たちも現場の運営を考えると難しい部分はあると思うのですが、個性を尊重して、必要な子にはする、
そうでない子にはしないか、30分〜1時間程度の昼寝にとどめてほしいというのが本音です。
先生も保護者も時間に追われやすい
また、保育園は時間には追われやすいと思います。
幼稚園は、親が仕事していない限りは、
たとえ出かける直前に子どもがぐずって遅れたり、行かれなくなっても一応大丈夫です。
しかし、保育園は皆就労しているのでもう必死です。
も〜!言ってもなんで着替えてくれないの!と思ったことが何度あるか…
そのため、こどもを急かしてしまうというデメリットがあるかと思います。
うまくデキる人は良いのでしょうけど…!
保育所自体も時間に追われているような印象があります。
幼稚園だと、教育機関であるという性質上、個性を大事にする印象があります。
例えば、近隣のある幼稚園では、お片付けの時間でも、何かに夢中になっているときはあえてそのままにしてあげたり、静かにする場面で走り回ってしまう子には、あえて外で走り回らせる園もあるようです。
しかし、保育園は方針にもよりますが、そこまではしない印象です。時間までにお昼寝もしなければなりませんし、子のお迎え時間がバラバラなのでそれに合わせて準備もしなくてはなりません。
という回答でした。(春〜初夏ぐらいの話ですね。)
個人的には、泥だらけになって遊ぶのが子どもだと思いますし、結局着替えるのだし、なんだか腑に落ちないなと私は思ったのですが、泥だらけになればそれだけ保育者の負担もかかりますし、様々な事情があると思います。
(その園だけの話かもしれません)
しかし、おそらく「保護者の就労へ影響を与える可能性」という視点についても、保育所は結構考えてくれているのだとは思うのです。
それはそれでありがたいのですが、それが繰り返されてしまうと子どもにとってどう影響するのだろう?とも思わなくはありません。ですが働くという選択をした以上、教育におけるある程度の制限は覚悟しなくてはならないのかもしれません。
公立保育園は融通が聞かないところもあります
一方で、朝の準備は親が付き添い、
また朝、園でうんちをしてしまった場合のおむつ替えは、親がやらなければならないなど、融通のきかないところはあります。
あとは、仕事以外の理由で預けづらかったり。
私立と公立、両方通わせたことがありますがこれは公立の場合で、
私立の時はありませんでした。人員の問題もあり仕方のない部分はあるのかもしれません。見学時にどこまで親が関わるのか聞いてみるといいと思います。
公立保育園の保育士さんは「肝っ玉母さん」的な感じ
なんて言ったらいいかわからないのですが、公立保育園の保育士さんは、幼稚園に比べると「肝っ玉お母さん的」というか、引っ張っていく感じの指導な気がします。
それはそれでいいところはあるのですが、先程の昼寝のように個性を尊重してほしいなと思うときもあり、朝のオムツ替えのように融通をもっときかせてほしいと思う時もあります。
うちの園だと、上から目線な言い方をする先生も結構います。
(うちの保育園では、主任の先生に「集金袋がありません」と言うと「必ず家にあるはずです!」と言われ、実際には担任の先生が持っていたということもありました笑)
仕事の関係でも何回か子どもの通う公立保育園の様子を見る機会がありました。
子どもが集中して、後少しで完成!というところでお片付けしたり、「だめ!」「いい子にしないと」が多く飛び出したり、なんだかなあと思うときが結構あり…
一方、私立の保育園では対応は爽やかで、あまりそのような印象はありませんでした。
もちろん良い指導してくれる先生も多いですし、うちの保育園だけかもしれません。基本的なところはもちろんプロですが、幼稚園に比べてしまうと「どうかな…」と思う対応結構ある気がしました。
もちろんこれらは私の主観であることはご承知おきいただきたいです。

しかし、保育園も幼稚園も両方経験した家庭のママはみな、
「やっぱり保育園と幼稚園は対応が違う!」と口を揃えて言いますね。
私立だとまた違うと思います
同じ保育園でも、公立と私立だとやはり違うのではないかと私は思います。
うちの子は、兄は公立保育園、弟は私立の保育園へ通っていました。
私立の保育園だと、環境的なところは保育園に近いですが、対応は幼稚園のようでした。
私立の場合、母体は地方公共団体や社会福祉法人、学校法人、NPO法人など様々です。
公立の場合は市内の公立保育所同士で足並みを揃える必要がありますが、私立だとある程度自由度が上がるので、独自の教育方針での運営ができます。
その代わり料金が上がる場合はありますが、幼稚園と同じで園児を増やさなければならないというモチベーションから
おのずとクオリティも高くなっていくような気がします。
認定こども園もいいかも
認定こども園も最近は増えています。
認定こども園は、就労などの長期預かりに対応しつつも、幼稚園的な教育をしてくれるので、まさに
両方のいいとこ取り!
プレ幼稚園に行ったところも認定こども園化しました。方針的には、幼稚園に近いので、幼稚園が長い預かりに対応してくれるようになったというイメージかと思います。
保護者活動は、平日もありますが就労している場合は無理しなくていいよという感じのようです。就労している場合はありがたいですね。
いかがでしたでしょうか。
基本的な比較については、結構様々なサイトでされていると思うので、
私個人の場合にどう思ったかを中心に書きました。
すべての園ではないと思いますので、どの園が良いかは各家庭の判断になるかと思います。
長いのに、ここまで読んでいただきまして
ありがとうございました!!