【頭のいい子に育てる本】確実に参考になる!幼児子育て本12選

本をひらいた画像知育

子どもを頭のいい子に育てたい!
でも、子育ての本は世の中にあふれている。
高い本もあるし、時間もないので、確実に参考になる本を知りたい。

私は子育て関係の本は図書館や購入などで、月に最低10冊は読んでいます。

本日は子育てに関する本を読んだ中で、「これを選んでおけば間違いない!」と思った、特におすすめのものをご紹介したいと思います。

まそう
まそう

本の一部を実践してみた結果、

・図鑑をよく開いて好奇心がより旺盛になった

・集中力がある子と言われるようになった

・安心するような表情が増えた
という変化がありました!


※本選定は、幼児以降の年齢が主な対象です。

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こんな子育て本を中心に選んでいます

まず前提として、私が目指す子育ては、
「自分で考え、行動できる自立した大人に育てる」です。
最終的には無事に社会に出て、幸せになってほしいと思っています。

多くの情報が簡単に手に入る時代、
自分で正しいと思う判断をし、行動できるように。
そして、一つのことに没頭できるような集中力も育ててあげたいとも思っています。好きなことを活かす中から、他のところへそれを活かす方法も、同時に学んでほしいと思っています。(流動性のある社会への対応!)

そんな考えをもとに、参考になりそうな本を選んでいます。

詳細な内容を書いてしまうと、著作権にふれる可能性があるので、軽くしか触れられていませんが、ご了承ください。

まずは定番のものから…

子育てハッピーアドバイスシリーズ

有名なので、この表紙を見たことがある!という人も多いんじゃないでしょうか?
妊娠中から、小学生に至るまでの子育て小児科医さんの子育てが楽になるアドバイスが書かれており、とても参考になります。イラストもかわいく、読みやすいですよ!

「ほめ方・叱り方」シリーズでは、
具体的にどうしたらよいか書かれています。

その中参考になったのはきょうだいゲンカの仲裁方法です。

兄弟がいると、喧嘩の仲裁は本当に難しいです。つい下の子をどうしてもかばいたくなりますが、上の子の気持ちも尊重してあげたいと思うときもあります。
しかし下の子はまだ何故だめなのか理解できない年頃で…というふうに、対応に私も困ることがよくありました。

謝らない子、すぐ泣いてしまう敏感な子への対処法なども書かれており、自分の子似合った褒め方と叱り方がわかりますよ。

子どもが育つ魔法の言葉

これもとても有名です。「子は親の鏡」という考えをもとに書かれています。
子の鏡として、親の私達はどのような行動をすべきかが具体的な実例をもとに書かれており、私には時々ぎくっとするようなことも書かれていました。

ここに良い例としてでてくる親たちの心がとても広く感じます。
表面的な褒め方叱り方ではなく、子どもに寄り添った心からの言い回しなんです。なかなかここまで対応できるほどの技術はないのですが、時々読み返して、心がけたいと思うような内容でした。

海外の著書は日本人のものと違い、言葉の言い回しが独特なので少し読みづらいものもあるのですが、この本は比較的読みやすく書かれています。

知性を育てる本育てるシリーズ



16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ



その名の通り、脳科学の観点から子育てのコツが書かれており、信憑性があります。

この時期にはこれを学ばせると、一番効率よく脳を育てられるというのがわかり、習い事を始める時期などの参考にもなります。

脳の発達の順番などにより、最適な教育も異なってくるようなので、習い事や教育方針に迷ったときは、一度読んでおくのがおすすめです!

 

まそう
まそう

私はこの本を読んで図鑑をリビングに置き、英語の習い事ではなく水泳の習い事を選びました!



私が驚きだったのは、何か一つの能力が伸びると、それにつられて他の能力も伸びていくという、脳の特徴があるということでした。

ついできない部分をどうしようかと思いがちなのですが、かえって良いところをさらに伸ばしてあげるほうが、できない部分もできるようになるのだなと目からウロコでした。

その子ができる部分、好きなことを応援してあげるほうが、その中で本人も努力の仕方も学んでいく(というより努力と思わなくなる)というのも納得でした。

才能の育て方〜親との思い出が子どもの一生を決める〜

 

こちらも脳科学に基づく本であり、脳の発達とのからみについては先程の本同じような内容になります。
こちらでは、記憶の反復は脳を成長させ、ポジティブな経験が正しい価値基準をつくるという立場から、
親は子どもに良い記憶をつくってあげようというのは軸の一つのようです。
やはり親の関わり方が大事なんだなと思いました。


また早く左脳化してしまうと、その後右脳化しにくいということから、小さい頃は外で遊ばせたり、ダンスやリトミックをしたり、お絵かきをしたりという保育園や幼稚園の方針は理にかなっているのだなと思いました。


音楽に関して、先程の本は音楽を聴いたり演奏したりすることが良いということでしたが、こちらではさらにダンスとして体全体を動かしたりすることも脳の発達に良いとのことです。


話題だったので手にとってみましたが、個人的には期待以上に新しいことが学べる良い本でした!

紹介されているほとんどの事柄が、科学的な根拠に基づいて解説されているため、エビデンスがないと安心できない私にとっては素晴らしかったです(笑)

食事や睡眠などの基本的生活習慣についてのものから、ドリルの使い方に至るまで、最新の研究に基づいて子育ての新常識が解説されています。

 

ご褒美があると最初に提示するとかえってダメ、
空間認知能力を伸ばすことが論理的思考能力を伸ばしていくこと、
文字や数字を覚える際には音韻意識を高めることが大事、
何も遊ぶものがないときに楽しく遊べるほうが頭も良くなる…

など、知らなかったこと、他の育児書ではあまり触れられていないことが次々に出てきて、とても勉強になりました!具体的にどうすればよいのかもよく書かれているので実践しやすいです。最近読んだ本の中では個人的ベストです(^^)

 

その名の通り、お手伝い主義の教育をされた大学教授お父さんの著書です。この本では著者が女の子3人の子どもにどんな子育てをしたか、子どものコメントも交えて書かれています。本当にお手伝いが第一を一貫して教育してきたようで、お子さんたちもたくましく育っているようです。

またお手伝いのみではなく、子どもの生きる力を育てるには、「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」が必要との考え方で書かれています。

これはどうゆうことかと言いますと、

子どもに与えすぎはよくない、
ある程度のルール(柵)を設けた中で、
自由に子どもにやらせる(放牧)と、
子どもは段取り力や意思決定能力のある自立した子に育つ
(放牧型マネジメント)


という考え方のようです。

 

まそう
まそう

放牧型マネジメントは面白くて、娘さんに旅行の日程をすべて考えさせたりしてるんです。あとは通う塾も自分で徹底して調べさせたり…。

このような行動をさせることは、子どもにとって社会で生きるために必要な力を勉強させていること同義だと共感しました。

モンテッソーリ教育でも、お手伝いの大切さは同じように説かれています。

「百ます計算」で有名な影山英男先生も同じように言っていますし、いろんな著書でお手伝いの重要性は認識されているようです。

私も社会学を学生時専攻していましたが、昔は家族の一員としてお手伝いをするのが当たり前だったのに、今の日本では親がなんでもやってあげているがために、何もできない子どもが増えたように感じています。

そしてお手伝いから生活のことのみではなく、家族の一員であるとの自覚、家事の大変さの理解、思いやりの気持ち、生活力(生きる力)を学んでゆくのだと思うのです。

ただ、外で稼いでいるお父さんのお迎えに行くことが、お手伝いの一貫としてあるのが、個人的にはなんだか男尊女卑的に感じてどうかと…
(お母さんは無いようです)

というジェンダー的にどうかと思う部分はありましたが、それ以外はお手伝いの重要性を理解するという意味ではとても参考になりました。

 


教育評論家の親野智可等さんの著書になります。
(うちはあえてアンテナを張ってないのでテレビが見られないのですが、数々のメディアに出ている有名な方だということをあとで知りました。笑)


図鑑が子供の脳に良い、という情報が先ほどのご紹介した本にあったため、手をとりました。

長男は絵本より図鑑派で、もともと図鑑ばかり見ていました。動物園や博物館山登りに行くときにミニサイズの図鑑を持って行ってはいたのですが、字が読めないのでもっと広げた使い方ができないかな、と思っていたため、活用の参考になりました。

勉強が強制されるものではなく、能動的になれるような工夫がつまっています。図鑑といってもキャラクターものにお熱なんだけど…という場合であってもOKなようで安心しました(笑)

またオリジナルの図鑑を作ったり、調べたことに付箋やマーカーなどで足跡をつけておく…など、ただ見るだけではない能動的な図鑑の使い方が参考になりました。

ところで「好き」を深めることはとても重要だと思うのです。
一つのことに熱中することで、その中で失敗や成功を学び、それを他にも応用することができるのだと思います。
脳科学の世界でも、一つを伸ばすとそれにつられて他も伸びてゆくという考え方があるようです。

確かにどんな分野でもすぐできるようになっちゃう人、要はなんでもできちゃう器用な人っていますよね。みんな同じことを言っている気がします。ハマり気質(オタク気質)というか。

 

ちなみに、あの宮本武蔵(剣術以外にも、勉学にとても長けていたといいます)も、同じ趣旨の言葉(「一理に達すれば万法に通ず。」)を残しています。

 

子どもが変わる「じぶんルール」の育て方シリーズ

 
 

 

 

「お片付けのルール」「時間のルール」「お金のルール」があります。
小学生ぐらいになっても(「時間」以降は、なってからが本番?)使えます。


子育てを研究するNPO法人さんたちが主体でかかれた本。
とにかく実践する具体的な内容とトレーニングがかなり細かく、
段階を踏んで書かれています。

子どもと対話をしながら、子どもの目線に立って、子どもができるルールを決めるという視点に基づいています。

というのも、著者の一人がアメリカで生活しているため、アメリカでの生活や取材にも基づいているから。
アメリカは個人を尊重する国。
アメリカでは責任感を教えるために「自分のことは自分でやる」という考え方が基本なようです。
アメリカが世界一の経済大国であることを考えると、国籍関係なく、
見習うべき考え方であると思います。

日々の生活の中から、子どもにとって重要な能力が培われるのだなと思います。

 

「だから、子ども時代に一番学習しなければいけないのは、幸福です」

「百ます計算」で有名な影山英男先生の著書です。

先生のツイッターでの発言がまとめられています。どちらかというと、小学生の子どもを持つ親向けかもしれませんが、幼児でも十分参考になります。

親がいつも笑顔でいることが大事、お金はかけなくてもいい、間違った努力をさせないよう、親はサポートする…という趣旨の内容が、
他の本には無い斬新なものもあり、参考になります。さすが長く教育現場の中心にいた方だなと思える発言が多いです。

また、ゴールやリラックスがあるからこそ、集中できるのだという考え方も興味深かったです。小学生になって勉強するようになってくると、実感できそうな気がするので、やはり小学生の子がいる親御さんは是非一度読んでみていただきたいです!

 

まそう
まそう

お金をかけなくていいの部分は、先程のお手伝い至上主義の内容と少し似ています。
節約北海道旅行をした話がとても興味深く読ませていただきました。

お金をかけないように旅行しようと考えると、その中でどのように楽しく過ごすかを工夫して考えるようになります。何事も与える事が大事なのではなく、無いからこそその中で創意工夫、段取り力、生きる力などが育つのだろうなと改めて認識しました。

 

いわゆる「子育て本」ではないが参考になったもの

ここからは東大関係のキーワード多めですが、

実際に東大に入れようとしているわけではないです(笑)

 

「考える力」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考

偏差値35から、思考法を変えることで東大に合格した、現役東大生西岡壱誠さんの著書の一つです。(この方も数々のメディアに出られた有名な方であったことを、後で知りました笑)

もともと東洋経済オンラインで定期的にこの方のコラムが出ていたのを読んでおり、面白いな〜と思っていたので本を実際に買ってみました。

東大の人に限らず、いままで出会ったいわゆる「頭の回転が早い人」って、
同じ思考をしていると思います。

地頭が良い人とは、物事の「裏側」「前提」「背景」「目的」「上流」など、表面的ではない物事も見方ができる人であり、多面的な物事の見方ができる人なのだというのが全体としてのテーマです。それなら具体的にどうしたら?というのがトレーニング風に書かれています。
子育てのみでなく、自分自身にも活用できると思います。

子どもには是非この考え方をもとに、語りかけていきたいな、と思いつつ、
自分は普段なかなか実践が難しい部分もあり、結構ぼーっと生きてるんだなぁと痛感しました。

少し前に流行ったNHKの番組「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」って、あれは本当この思考の大切さを思い知らせる番組だなぁと同時に思いました(笑)

ドラゴン桜


シーズン2が始まったようですが、私はとりあえずシーズン1を読破。

それでもかなり参考になりました。
受験関係の部分は少し情報が古くなりましたし、勉強の部分はまだ早いですが
褒め方のコツや、コーチングなど、子育てに関係のある部分が結構ありました。
東大受験がテーマの本なのに?と思うかもしれませんが、今の子育てに十分関係する部分があったのが私も意外で、読みやすいのでおすすめです。
執筆に活用された参考文献などを読むのもいいかもしれないですね。

ドラゴン桜2では、スタディサプリの活用なども載っています!

自ら学ぶ子どもに育てる息子2人が東大に現役合格したワーキングマザーの子育て術

出産後、働こうか幼稚園へ入れようか迷っていたとき、私はこの本を読んで働くことを決意しました。

著者の入江さんは、子どもがまだ幼い頃に、旦那さんが事故で亡くされ、その後専業主婦からバリバリのワーキングマザーとなり、今は都議議員として活躍されてい
らっしゃる方でなので、ご存知の方もいらっしゃると思います。

時間がないからこそ集中して子どもと向き合い、得意なものを見極める。

考えさせることを習慣にし、そのための環境づくりを全力でする…
など、子どもを自立した人間にするために、時間がない中でどう工夫するか、とても考えられています。環境作りのヒント、何気ない会話の中での工夫も興味深かったです。

また親が忙しいからこそ、子ども2人はすすんで家事をしたり、テレビやゲームも自分で考えて切り替えて、勉強をはじめるようになっているようです。

それは放置ではなく、家にいる時間に子ども2人と最大限コミュニケーションし、親のしつけがブレなかったからこそ、立派な息子さんができたのだと思える本です。

息子さん2人のインタビューもあり、子どもからみたお母さんの像がわかります。

 

まそう
まそう

親が著者で、子どものコメントがない本はいろいろありますが、
「これって子どもから見たらどうなんだろう?」と思うこともあったので、説得力があります。

お子さんが「まずは親が自立することが大事」、つまり、親は親で好きなことがあって、それに向かって進んでもいいのだという、親への尊敬の念を込めた発言もとても印象的でした。

 

 

子育てと仕事の両立に迷ったときに、是非手にとって欲しい本です。

ちなみに、基本的に経済的にも遺伝的にもスペックが高そうなご家庭なので、
「普通家庭から東大に入れるための本」とは違う認識でいたほうがいいかと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか。どんな子にしたいかによって子育ての方法は変わってくるかとは思いますが、
研究が進むにつれ、時代とともに考え方は変化していくと思います。
ご紹介した本が参考になれば幸いです。

しかし基本的には、最近の研究から

どの専門家の方が書かれたものも書いていることは同じで、

・子どもは十分認められ、愛されるからこそ外に出ていくことができる
・できるだけ、子どもに選ばせ、子どもに考えさせ、させてやることで子どもの生きる力が育っていく
・親は承認し、サポート役に回る

ということかなと思います。

私も最新で、自分の子どもにとって最適だと思うような子育ての情報を、これからも更新していきたいと思っています。

本の内容を実践できない点も多いですが、
一度読んでおく、またはたまに読み返すだけでいろいろな発見があります!
みなさんも是非お手にとってみてください。

まそう
まそう

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