子育て本を読んで実践してみようと思ったけど、完全に失敗した!
ということないでしょうか?
私も子育て本は月10冊目標に読んでいますが、
中には「よし、やろう」と思ってもうまくいかないものも…
今回は数ある子育て本の中でも実践してみて、完全に失敗したなと思ったものから1冊ご紹介です。
今回は赤ちゃん対象の本にはなりますが、
その後、良い本をみつけるヒントにもなりました。
子育て本を確実に選びたい人だけでなく、
・まさに今赤ちゃんを育てていて、赤ちゃんの夜泣きや睡眠に悩む人
・自分の時間も欲しい、精神的な負担を軽減したい
と思う人にも役に立つかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
「ジーナ式快眠講座」はどんな内容?
妊娠中、「赤ちゃんはなかなか寝ない」と聞いていたので、
寝かしつけの大変さを軽減しようと思い、この本を読んでいました。
(※私が購入したのは2016年なので、この改訂版より前のものです)
子ども寝かしつけに悩み、検索したママならきっと1度は聞いたことがあると思います。
内容としては、授乳・寝る時間などを一日のなかで細かくコントロールし、
習慣化させる実践方法が書かれています。
これが成功すると、
子どもがその生活リズム通りに、一人で!寝てくれるようになるので寝かしつけが楽になる
生活通りに動くので、スケジュールが入っていても合わせやすい
いつでも赤ちゃんがご機嫌になる
などのメリットがあります。
実際に同様の口コミがネット上では多数あります。
赤ちゃんを育てたことのある人ならわかると思いますが、
寝かしつけは本当に壮絶!
まずなかなか寝ないので、ひたすら泣く我が子をだっこしウロウロ2時間〜3時間…
乳をあげてみたりいろいろ努力して、やっと寝た!と思ったら背中スイッチ^^また振り出しに…
夜中でも起きるので添い乳して、3時間後にまた起きて‥
これがスケジュール通り動いてくれるならば本当にありがたい!
と思い、出産前にはこれを必ず実現させるぞ!と意気込んでいました。
本当にざっくりな内容としては
・7時に起こし、19時にベットへ連れて行く・寝かせた後は、ママは別室へ移動する
・起こす時はすぐ抱き上げず、カーテンを開けて自然に目を覚まさせることが大切・お昼寝でも、寝かす時はカーテンを締めて暗い部屋で寝かせる・重要なのは
お昼の後に長めの昼寝
朝と夕方に短めの昼寝
(お昼の後の睡眠が最も重要。短すぎれば、17:00前までに足りない睡眠分の調整をする)・昼間の授乳のあとはしばらく目を覚ましておく(1時間か1時間半くらい)・午前中の睡眠が長すぎるとき 月齢が低いときは9:00前にねさせない
・抱っこで寝かしつけの形は習慣化するとよくないので、
はやめに自分で眠らせる習慣をつける
(慣れてしまった場合は、眠れないと断定したときにかぎり5〜10分放っておく)
・授乳と睡眠は切り離すことが重要
・授乳と授乳の間に長く寝かせすぎると、一日の授乳回数が足りなくなる。
(よく寝るタイプは別)
かといって授乳が多いと、睡眠不足で起きているときも疲れてしまい、
間隔も短くなってしまう。・赤ちゃんは最初の1週目でも、2~3時間おきに起こすのが重要。
昼間は3時間おきに起こしていれば、深夜から朝まで目を覚ますのが1度になる可能性が高くなる・片方のおっぱい空にしないと、腹持ちが続く後乳が飲めない。
はじめのから25分、次に5~15分授乳していればバランスがとれ腹持ちもよくなる。
しかし最初は短時間で。
・授乳のたびに毎回両胸からのんでいる場合は、次のときにかならず、
前回あとからあげたおっぱいからはじめる
・寝かしつけ30分前までに授乳を済ませておく
ちなみに例として、6〜8週目赤ちゃんのスケジュールはこのような感じです↓
(ざっと流してくれていいです)
ジーナ式 睡眠・授乳スケジュール表 | ||
【6週目~8週目】 | ||
授乳 | お昼寝(上限4時間) | |
7:00 | 赤ちゃんを起こし、おむつを替える | |
4時~5時に授乳した場合は張っているほうから、 20~25分 |
||
まだおなかがすいていれば、もう一方から 30~60ml搾乳後 |
||
(成長期に入るため8週目終わりごろにはやめる)、10~15分 | ||
6時に授乳した場合は、2番目から30~60ml搾乳後、20~25分 | ||
45分以降の授乳は控える。最長2時間は起きているように | ||
8:50 | 寝室へ。半ぐるみで包む。45分は超えないように | |
起きる15分前には包みを外し、 カーテンを開ける。着替えの用意。 |
||
10:00 | 完全に起きているように。7時に飲みきっていればおなかがもつが、7:30に追加分あった場合は少し早く始める | |
10:45 | 最後に飲んだ方のおっぱいから20~25分 | |
授乳しなかった方から10~15分(ママはお水) | ||
11:30以降の授乳は控える | ||
11:45 | 2時間半以上寝かさないように。 | |
14:30 | 前回飲んだのと同じ方から20~25分授乳 | |
もう片方から10~15分間授乳(ママは水) | ||
15:15以降は授乳を控える | ||
このあとは7時の就寝がうまくいくよう、16:30までは寝かさないように | ||
ご機嫌であれば、眠くならないように厚着させない | ||
16:15 | おむつを替える。お散歩へ連れて行くのもよい。 (30分以内) |
|
16:30頃には湯冷ましか薄めたジュースをあげる | ||
17:00 | 前回飲んだ方から20分 | |
もう片方は風呂から出るまであげない | ||
17:45 | この時間までにお風呂に入る | |
18:15 | 薄暗いところで行う。17:00の授乳でおっぱいを空にしていなければ そこからさらに5~10分 |
|
もう片方からも。17:00に飲んでいない場合は前回と同じ方からはじめ、 それぞれの胸から20分づつ。(ママはお水) |
||
19:00 | 最後に目を覚ましてから2時間たったところで 寝室へ連れて行くのがポイント。(半ぐるみ) |
|
21:45 | 22:30の授乳で哺乳瓶の場合はこの時間に両胸から搾乳 | |
22:00 | 明かりをつけて完全に目を覚まさせる。しっかり飲めるように10分は待つ | |
22:30には前回飲んだほうから20分授乳(哺乳瓶の場合は指定の大半) | ||
おむつを替えて再びおくるみに包み。明かりを落とし、2番目から20分授乳 | ||
(哺乳瓶の場合は残りすべて)1時間以上かけないように。 話しかけたり目を合わせない |
||
4:00前に飲みすぎて、7時に飲まない場合はこの時に湯冷ましを使う。お乳の前に30~60mlでもあげるとよい 4:00~5:00の間に起きたら片方から授乳し、もう片方は7:00に搾乳したあと授乳 6:00に起きたら片方から授乳し、もう片方は7:30に搾乳したあと授乳 おむつを替えるのは必要なときだけ |
すごい指定が細かいですよね(笑)
成長に合わせて微妙に内容は異なります。
しかしこの寝かしつけ習慣を繰り返すことで、
赤ちゃんが一人で眠るようになると考えられています。
ですが、これがやはり失敗に…
ジーナ式の失敗:①日本人にそもそも当てはまらない
この本の著者はイギリス人。英国の子どもはそれなりに飲むのかもしれませんが、
日本人の場合は通常両方の乳で20分ぐらいです。
片方から25~30分と書かれているときもあり、
実践しようとしながらも「いややっぱ無理でしょ…」と断念しました。
また「授乳のたびに毎回両胸からのんでいる場合は、次のときにかならず、
前回あとからあげたおっぱいからはじめる」ともあるのですが、
前回のしぼんだ片方から始めて、それだけで終わってしまってそのまま寝てしまうときもあります。すると片方だけ供給過多になってしまい、もう片方の乳死にます…
また、授乳→寝るという習慣がついてしまうと、
↓
頻繁に起きる(お腹は空いてないけど、乳がないと安心しない)
ようになってしまうのでなるべく乳で寝させてはいけない
これが最重要ポイントで、睡眠と授乳は切り離さなければならないスタンスなのです。
しかしこれは思った以上に難しく、乳で寝てしまう上になかなか起きないこともあります。
また、泣きわめいているときに神器のおっぱいを使わないことも辛いですね(;;)
本当にお腹が空いていないのだろうか?と思うこともあります。
ジーナ式の失敗②スケジュール通りにいかない
何時に起きて、何時に授乳し、何時に昼寝をする…というふうに、
月齢ごとにかなり細かく決められています。
親はやる気あっても、赤ちゃんをそれ通りに動かすのは難しい!
長男なんて起きている間は常に泣いてる時間のほうが長かった(笑)
寝るスケジュールの時間には、暗い部屋に一人で寝かせて、
自然に寝かすのを待つようにするトレーニングなどもあります。
起こす時もカーテンを開けて、自然に目が覚めるのを待ちます。
何度も何度もやりましたが、
長男は今(5歳)でも、「一人で自然に寝ることは一度もない」レベルの
甘えん坊で、うまくいきませんでした。
産院のスタッフさんですら、
「この子は甘えん坊で典型的な男の子だね〜!」と言っていました。
一方、次男は何もしなくても一人で寝ちゃうタイプ。
ジーナ式一切やってなくても
常にご機嫌で、疲れたら勝手に一人で寝てくれて…なんでこんなに違うんだろうと思ったほど(笑)
「うまくできた」人は、子どもが成長したからうまくいったのかも
「ジーナ式数ヶ月実践したら改善した!」
という声もありますが、
もしかしたら、その子が成長することで自然とそうなったのかもしれません。
つまり、正確な効果との因果関係は判断が難しい場合もあると思います。
既述の通り、乳での寝かしつけはNGなので、
うちは長男赤ちゃん期に、NOT乳での寝かしつけ、泣いても自然に寝るまでほっとく
を何度も実践しましたが、全然うまくいかず…
途中で断念しました。
しかし1歳になってすぐに、また実践したら2日で夜通し寝てくれるように。
(ちなみに既述のラクラク次男は、2〜3ヶ月でいつの間にか夜通しになりましたね笑)
年齢によって、その子によって変わるのかもしれません。
ジーナ式ネントレで最低限気をつけるべきポイント
とにかく、できそうなところだけ実践してみるだけでも、生活スケジュールが整います。
心がけたのはこのあたり。
・起こす時はカーテンを開けて自然に目を覚まさせる
・お昼寝でも、寝かす時はカーテンを締めて暗い部屋で寝かせる
・お昼の後に長めの昼寝
・朝と夕方に短めの昼寝
月齢進むと、夕方の昼寝はもうないですね。
本当にざっくりですが、要は「規則正しい生活ができるようにサポートしていく」ことで
赤ちゃんも良質な睡眠、元気におっぱいも飲めるし、昼間はご機嫌になれるということなのだと思います。
子育て本選びになぜ失敗したのか?
失敗は仕方のないことですが、せっかくならお金も時間も無駄にしたくはない。
失敗した原因を探ってみました。
①下調べをしなかった
メリットばかり目がいってすぐポチッと買ってしまいましたが、
内容やデメリットについて詳しく調べずにいました。
子育て本の中でも、今回のような有名なハウツー本については
ざっくり内容がネットにあることがあります。
確かに著作権あるのでざっくりとしかわからないのですが、
その内容だけでもできそうかどうか、また本当に実践できるかどうかを
よく考えてみればよかったと思いました。
②外国人の書いた本だった
読んだことある人ならわかると思いますが、
外国人の書いた本は、日本人にはない言い回しもあり、読みにくいです。
翻訳上どうしても日本人っぽい表現にできない部分があるのか
どの本読んでも、外国人の書いたものは読みづらい…
まあそれはさておいて内容を見ても、既述のように日本人には当てはまらない点もあります。
それでも、外国人の子育てって日本人よりも対応がフランクで、ユーモアがあって
文学的な表現で子どもに説明する、優しい印象があります。
だから外国人が書いたからといって、読まないほうがいいということではありません。
以前読んだ本では、小学生になって勉強机をもらった子に
「この机は駅。それぞれの持ち物の住所を決めよう。」
「勉強することで、どんな駅にでも行くことができるんだ」と諭したり、
「おさるのジョージ」に出てくる「黄色いおじさん」をはじめとする
大人達の対応なんてとってもステキ。
「散らかし大会があったら1等賞だぞ!」とか。
ユーモアでポジティブな表現が多いです。
ちなみに、外国人の書いた子育てに関する本で、面白かったのはこのあたりです^^
確かに読みにくい部分はありますが、とにかく子どもへの対応事例がたくさん載っているので、
とてもイメージしやすいです。
ネントレ本については、日本人の書いたこの本がわかりやすかったです。
やはり「基礎的なスケジュール」という点では同じですが、
日本人目線でわかりやすく書いてあります。
(今売ってしまって手元になく…!詳細をまた更新します)
まとめ
・ネントレは基本的な生活習慣を整える意識があればよい
・その子によって効果も異なるし、効果があってもその子の成長のおかげかも
・本を選ぶときはわかる範囲で内容を事前に確認しよう
・日本人の書いたものだと、日本人目線で書かれていて良い。
・しかし外国人の書いたものも、日本人には無い良い対応を学ぶことができる
ただでさえ時間のない赤ちゃんや子どもとの生活、
そんなママがなるべく時短・労力を減らすことができるように、
今後も本の要約と、実践した成功例・失敗談を書いていきたいと思います。
また、時短に役立つ情報なども。
今後とも当ブログを是非よろしくお願い致します!
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