この記事では「子どもに習わせておけばよかった!」と後悔しないために、
「習っておけばよかった習い事」についてのアンケート結果をご紹介しています。
子どもに何か習い事をさせてみたいけど、たくさんあって何を選んだらいいのかわからない…
かといってたくさん手を出すと、金銭的にも時間的にも厳しいですよね。
子ども時代は後戻りできないので、「習わせておけば」とあとで後悔しないよう、習い事は間違いなく厳選していきたいですよね。
そこでこの記事では、「習っておけば良かった習い事」逆に「習ってよかった習い事」についてのアンケートを実施し、ご紹介しています。
結構意外な結果で面白かったです!
「辞めそうな時に、親がした対応をどう思った?」「それを習えばどんな未来だった?」などもアンケートしているので、お子さんの習い事選びに大変役に立ちます。
「何歳から通うべき?」「親が決めたらダメ?」などの疑問も解決できますよ。
最後のまとめでは、「子どもの習い事との適正をどう判断したか」もご紹介。
子どものためになる習い事を厳選して選んでいきましょう!
うちでは適正と将来性から、2人の子どもがそれぞれピアノ教室とロボット教室に入れています♪
視覚・聴覚どちらが優位かで判断しましが、大変合っているようで本人も嬉しそうに通っています。
習っておけばよかった習い事や、・習ってよかった習い事についてこんなことをアンケート
習っておけばよかった習い事や、逆に習ってよかった!習い事や頻度・料金についてなど、17項目を詳しくアンケートしました。
「習っておけばよかった習い事」は「ピアノ」と「習字(書道)」
ズバリ「習っておけばよかった習い事」はこのような結果になりました。
1位はピアノ!理由は「手を動かすから頭もよくなるため」「弾いている姿がかっこいい 」「音楽の授業で苦労しない」などがありました。
僅差で2位の習字(書道)は、やはり「字が汚いのが恥ずかしい」という理由が圧倒的!
これについては私も同感で、身についた字は一生ものなので、習っておけばよかったと感じています。
このように、「あとになって困ったから」という理由で、「習っておけばよかった習い事」を上げた人は多いです。
例えば英語は「英語を話せたら学校や社会でも役に立ったのに」という理由、
水泳や体操も「泳げないので水上レジャーで困った」
「運動神経が悪かったから」という理由でした。
逆にダンスやピアノなどは、「かっこいい」という特技を身につける目的で挙げた人も多いようです。
もし2つ習い事を選ぶとしたら、特技と苦手を両方習得できるようなものがオススメメ!
スポーツが少なかったのが少し意外! 楽しいけれど、あくまで趣味の範囲に収まってしまうからかもしれません。
親はそれを習わせておけば、今どうなっていた?
書道については予想通り、「公共の場での集まりに恥をかかなかった」などの理由がダントツ。
印象に残ったのは英語塾ついての以下のような意見です。
将来の選択肢が増えていたという意見
英語のニュースを読んだり聞いたりできると、「実はこんな報道されている」「日本と違ってこんな見方をされている」、ということがわかるので、視野が広がります。
このように、言語や知識を身に着けることで、視野がぐんと広がり、考えや選択肢にも幅が広がるのは大きなメリットだと思います。(初めてのインプット英語学習におすすめなのはこちら)
ちなみに武道などは、
「協働力やコミュニケーション力が身について、落ち込んだり怒ることがあっても礼儀を忘れず、自分の内側をコントロールできていると思います。」
という、マインドコントロール面のメリットを挙げた人がいました。
子育てに役立ったのにという意見
子どもに教えられない、ということでやっておけばよかったという人も多くいました。
私はスポーツ苦手なのですが、子どもにサッカーや野球の相手を頼まれており、現在進行形で困ってます!
ただ子どもに教えるというより、一緒に学んでいってもいいのかな、と個人的には思いますし、それこそ習い事でプロに直接教えてもらうのがいいかもしれませんね。
その習い事はいつから習わせてもらえればよかった?
8割の人が小学校入学時か、その前からやっていればよかったと回答!
小さい頃からやっていると吸収が違う・習慣化しやすいメリットがありそうです。
私は大人になってからこれを使ってボールペン字練習しましたよ~!
ひらがなの書き方は多少マシに。。
習っていない・または習う予定はないけれど、興味がある習い事
プログラミングや英語が上位に入ってきたのは、時代を象徴するようです。
アンケートでは「時代の需要を参考にするのがおすすめです」という意見もあり、自分の世代よりも、将来を見据えた習い事選びも重要になると思います。
私達の生きてきた時代と、親世代のそれが違うように、これから子どもたちが生きる20~30年も全く違うものになる前提で考えていかないといけませんね。
特にChatGPTなど、AIの革新はすさまじいので、ITリテラシーや論理的な思考を身につけることは重要。
おすすめは小学校低学年ならロボット教室、それ以上ならプログラミング教室がおすすめ。息子も通っています。
特にマイクラプログラミングは、自然と理系全般の知識を総合的に学べるので、学習意欲にも直結します。
習って良かった習いごとも「習字(書道)」
続いて習っていればよかった習い事に対し、「習ってよかった」習い事についてもご紹介します。
1位は習字(書道)。やはり字が綺麗に書けるようになったことが大きいようです。
大人になってもずっと役にたつので、良かったと思う場面は大きいかもしれません。
ピアノについては、楽譜が読めたことで教員免許取得や部活動で音楽系を選択できたりと、可能性が広がった点が大きかったよう。
他にも「そろばんで計算が速くなった」「水泳で身体能力が上がった」という意見もあったよ。
そろばんは大人になってからも暗算をするときに、役に立っているという意見も少なくありません。
算数は積み上げ式の教科なので、始めるなら小学校の早めがベスト。(筆者の息子が通っているオンラインそろばん教室はこちら)
私自身は水泳をやっていました。やっていなかったら、夏しかない学校の屋外プールのみになってしまうので、水に対する恐怖の克服や、溺れた時の対応(浮き方)などは身につかなかったかもしれません。
習ってよかった習い事はいつから何年間やっていた?
アンケートに回答してくれた方の場合は以下のようになっていました。
こちらについては継続した年数を平均で示した結果です。
習字(書道) | 9.4年 |
ピアノ | 8.5年 |
水泳 | 8.5年 |
そろばん | 3.5年 |
英会話 | 12年 |
バレエ | 8年 |
なんと、習ってよかった習い事のうち、ほとんどの習い事の8~9割の人が小学校1年生になるまでに始めていました。
そのため、継続年数も長くなる傾向に。
それぞれの習い事別で始めた年齢はだいたい以下のように。
- 習字(書道) 5歳〜小学校1年生
- 英会話 1歳〜小学校1年生
- 水泳 0〜4歳
- そろばん 小学校4年生〜
- バレエ 小学校1年生〜
- ピアノ 4歳〜小学校3年生
水泳はベビースイミングなど赤ちゃんからできるので、早く始める傾向にあります。 早いうちに水に慣れさせておいたほうが、後々楽になりますね。
私もお風呂で、子どものシャワーは億せずぶっかけてたら、怖がらない子になったよ!
かわいそうに…でも顔に水にかからないように気を遣っていたという家庭は、後で苦労していることが多いらしいからね。
そろばんは小学校4年生と、計算が難しくなってくる小学生の途中で始めた人が多いよう。
子どもの算数の様子を見て決めてもいいかもしれませんが、最初は簡単な計算もそろばんで行うので、小4あたりから始めると導入が嫌になってしまうことも。
小学校の早い段階から始めておくと安心かもしれません。
その習い事をはじめたきっかけや理由は?
今回の回答者の場合ですが、 95%が外的要因でした!
先の質問では小1以前から始めたという人が多かったので、始めた年齢が早いことが関係しているのかもしれません。
どんな習い事があるかすら、よく知らない年齢だもんね。
その後子どもが「習ってよかった」と思うようなものなら、意外と親が習わせることから始まってもいいのかもしれません。
「習ってよかった」習いごとにかかったおおよその費用・内訳
習い事別の、費用についてはおおよそ以下の結果でした。
習字(書道) | 月謝1000円~8000円 |
ピアノ | 月謝4000円~8000円 |
水泳 | 月謝6000円~7000円 |
そろばん | 月謝3000円 |
バレエ | 月謝5000円 |
英会話 | 月額6000円~13000円 |
地域や、経営元(個人経営か大手企業か)がどこかによっても違うので、あくまで参考程度に留めてください。
その他、発表会や英会話はサマースクール代など、イベント時に発生する臨時支出があるようです。
うちの子が通うダンスサークルでは、発表会のために毎月数百円積み立てがあります。
習字(書道)は1000~8000円と幅広く見えますが、中央値では3000円程度が最も多く、比較的安く始めることができる習い事かもしれませんね。
ピアノ・水泳・英語は基本どこの地域も高めなことが多いので、そこは検討材料として心得ておくことがおすすめです。
これまでに習ったことのある習い事は?
ここからは習い事全般についてもアンケートを行いました。
このあたりはかなりばらつきがありましたので列挙でのご紹介。
- 音楽系…ピアノ
- 運動系‥水泳、サッカー、空手、テニス、合気道、ソフトボール、バトミントン、ミニバス、チアダンス、体操、バレエ、ダンス
- 勉強系…習字(書道)、学習塾、英語塾、そろばん
スポーツ系の習い事をしてたという人も多かったです。
スポーツは習っていても、やはりあとで「習ってよかった!という実感が湧きにくいのかな?
でも運動神経のみならず、協調性や戦略する力・コミュニケーション能力・自己肯定感などがつくから、気づかないだけで身につく能力は多いと思うよ!
習い事を選ぶにあたり、事前体験はした?
していない人が多め。
事前体験をした人は、「楽しくできるかどうかで判断した」「先生との相性」「金額」 、していない人は、「口コミで判断した」「親に行けと言われた」とのこと。
個人的には、先生との相性や本人が楽しく続けられそうかはとても重要だと思うので、 事前体験はおすすめ!
同じ習い事の教室でも複数体験してみると違いがよく分かると思います。
習い事をはじめるにあたり、家族と決めたルール
特になし、という人も多かったのですが、設定したという人はやめるタイミングについてのルールを設けたという人がほとんどでした。
期限を予め設けていたという家庭
期限までは必ず続ける約束をした場合は、簡単にはやめられなくなるので継続する力がつくかもしれません。
ダラダラやってしまう危険性だけ注意しましょう。
最低ラインを決めていた家庭
辞めるための期限やルールを設けたという人の中には、「辞めたいと思っていたのにその期限まで実際続けてみると、そんな気持ちも薄れた」という意見も。
「卒業までは続ける」などの具体的な目標や、
「ピアノ、水泳:中学3年生まで そろばん:2級合格」という終了期限を予め設けていた人もいました。
習い事を辞めたきっかけや理由
習ってよかったというものも含め、やめた理由を調査しました。
中学などで部活を始めると、忙しくて習い事ができなくなることは多いかもしれません。
習い事に専念するなら、やはり小学生のうちにやるほうが良さそうですね。。
習いごとを辞めたいと言ったり、挫けそうになっていた時、おうちの人はどう対処していたか
これについては、プラスとマイナス両方の意見がありましたのでご紹介します。
話し合いをしたり、励ましてくれたという家庭
前向きに話し合ってくれたという家庭は、大人になってもこうしたプラスの思い出として残っているようです。
挫けそうな時、辞めたくなる時はどんなに普段楽しんでいても必ず通る道。親としてもしっかりサポートしていければ成長につながります。
辞めさせてもらえず悲しかったという意見
辞めさせてもらえなかったという家庭もちらほら。(うちもそうですね)
そのおかげで上達したという意見もあるものの、「ダラダラ続けてしまって無駄だった」という意見もあるので、「行きたくない」理由は必ず聞けるといいですよね。
お子さん1人につき、およそ週に何回習い事をしていたか
約6割の人が週に1~2回と回答。
地域や環境にもよりますが、あまり多い頻度だと子どもも親も大変!
多くても週3程度に留めると無理なく続けられそうです。
習い事の月額費用の合計は?
20000円以下が6割。
兄弟の数やどんな習い事にするかにもよりますが、3万までいってしまうと家計に結構負担がかかってくるかもしれません。
習いごとをしていた曜日を教えてください。
曜日についてはなかなか面白い結果になりました。
※複数習い事をしている場合は、その分重複して集計
たまたまかもしれませんが、金曜日が多い!
やはり学校が終わったあとに習い事へ行くと、疲れたり、帰宅が遅くなってバタバタするので 次の日が休日だとありがたいですよね。
スポーツ系だと休日もありそうですが、極力休日に習い事は入れたくないのが本音ですよね…。共働き世帯も多いので、今はなかなかそうもいきませんが。
習い事にははどのような方法で通っていましたか?
移動手段については私も悩みどころ。
子どもの通学ルート近くにあれば徒歩で可能ですが、そうでない場合は送迎が必要です。
行きたくても行けない!ってなると悲しいですよね。今はコロナ禍であることもあり、オンライン受講できることもあります。
これから習い事を検討中の方へアドバイス
親と子どもが習い事と付き合うにあたって、こんなことを注意したほうがいい!というアドバイスをいただきました!
子どもを尊重しよう、という意見
当たり前かもしれませんが、何を習わせても子どもが好きになれないものは上達もしません。
私も自分から言い出したものの、練習嫌いのままダラダラ6年ピアノやっていたので、全くうまくなっていません!
子どもが好きで自分から上達しようと思えるようなものを選べるといいですよね。
一方で、こんな意見もありました。。
もし「やめたい」といった時に、続けるよう説得するか無理に続けさせないか、状況によって判断は分かれるのではないかと思います。
原因が先生や人間関係にある場合は、教室や曜日を変えてクリアできるかもしれませんが、楽しく続けていたとしても、スランプや中だるみは誰にでもあります。
普段は自分から上達しようと楽しくできているのであれば、「次の合格までは頑張ろう!」などと説得してみるのはありかも。
このへんのさじ加減は難しいけどね…
予め体験などを通して料金や先生などチェックしておくこと
「近い・口コミが良い」などだけで決めずに、先生がどんな人か、料金に見合っていそうな内容かを体験を通して✔することは大切!
特に先生の相性は継続のためには本当に重要。これは体験しないとわからないことなので、ぜひ積極的に体験しましょう。
続けやすい習い事をすすめる意見
あまりに習い事が多かったり、ハードな習い事だと、好きでも継続を諦めなければならないことがあります。習い事を始めたあとの生活などをシュミレーションしておくのがおすすめです。
目的をはっきりさせて始めるという意見
「何のために習い事をする(させる)のか」を明確にしておくべきという意見。
事前に辞め時のルールを決めている家庭もあったように、目的やルールをはっきりさせておくと、子どもがいざやめたい、と言った時の判断材料になるかもしれません。
「習っておけばよかった習い事」アンケートまとめ
- 習っておけばよかった・習ってよかった習い事には、ピアノなどの「できるとかっこいいもの」や、習字(書道)などの「後で役に立つもの」「後から身につけるのが大変なもの」を挙げる人が多かった!
- 小学校1年生・またはそれ以前から習い事を始めた人が多く、長く続ける傾向に。
- 安心してください、親のすすめで始めた人も多くいますよ!
それでも好きで長く続けられた人もいるが、中には辞めさせてもらえなかった人も。 - 平日(特に金曜日)・週3未満・徒歩か親の送り迎えが多かった
- 事前体験をしなかったという人も多いが、口コミや先生などは考慮して決めた・または考慮すべきという意見多め!
- 習い事の中で挫けそうな時は、親子で話し合いをしている人も多い。事前に「やめどき」のルールを決めておくとGood
- 継続できるような習い事を選ぶべし
(頻度・場所・先生との相性・金額や、子どもが自分から上達したいと思えるかどうか) - プログラミングや英語など、今後役に立つだろうと思われる習い事もおすすめ。
「習わせることで何を身につけたらゴールか」決めておこう
私が一番印象に残ったのは、「親子間での辞め時のルール」「習わせることで何を身につけるかはっきりさせておく」ということ。
やはりあとから役に立つ!と思うのは、日常で使える習字(書道)や、特技にもなり、脳にも良いピアノになるのは確かに納得です。
しかし、例えばスポーツでも協調性や戦略性などが身につくように、他の習い事もでも知らないうちに身につく力は多いです。
親子ともに「長く・楽しく・無理なく」続けられる習い事が見つかるように、事前に体験をしたり、よく親子で話し合っておくのが大切です。
うちはその子の「特性」から習わせました!
具体的には「見るタイプ」か?「聞くタイプ」か?です。
→見るタイプ
→ロボット教室
→聞くタイプ
→ピアノ教室
どちらも本人に合っているようで、楽しく通っている上に成果も出ています。
他にも「見るタイプ」は球技スポーツ、「聞くタイプ」はダンスなどもおすすめ。
この2タイプなら判断は簡単にできますよね。
納得のできる習い事選びをしてくださいね!
「もしかしたら海外で仕事をしていたり、仕事の幅や、人生の楽しみが増えていたかもしれないと思います。」(英語塾)