「そろばんは何歳から始めるのがいい?一番効果的な年齢を知りたい」
「もう中学年になってしまったけど遅い?」
「早くそろばん始めたいけど、未就学児だと早い?」
この記事では、多くの知見の中からそろばんを何歳から始めるのがおすすめかをまとめています。
基本的にそろばんは本人が希望したタイミングで受講を始めても遅くはなく、東大に子どもを4人いれた佐藤ママもそのように言っています。
ただ習得時間や中学受験などを考えると、適した年齢があるのは事実です。
この記事では、そろばんを始めるのは何歳からがおすすめかを、詳しく解説しています。
年齢を過ぎてしまった場合についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
↓こちらではそろばんの11教室それぞれ対象年齢もまとめているので、あわせてご覧くださいね。
そろばんは何歳から始めるのがいい?
そろばんは中学受験検討しているのであれば、未就学児から少なくとも小学校3・4年生までに始めるのがおすすめです。
具体的には数字の読み書きができて、じっとできる年齢からになります。
そうでない場合は3・4年生から始めても遅くはありませんが、なるべくそれより前に始めるとよりスムーズではあります。
ここで重要なのは脳の適年齢という問題ではなく、算数の進度や受験といった外的要因から早いほうがおすすめという点です。
これから詳しくご説明します。
そろばんを早めに始めるのがいい理由
実際に体験時に聞いたそろばんの先生の話を基に解説するよ!
普通の計算に慣れてからだと導入が簡単すぎるから
そろばんの先生によると、
何歳から始めても効果はありますが、高学年から始めると最初の1ケタ同士の計算で、そろばんを使わずにやろうとする可能性はあります。
とのこと。
そろばん高速で指を動かす必要があるので、簡単な計算でもそろばんで行う練習をしなければなりません。
小学校低学年であればすんなり受け入れますが、高学年になるほど最初は煩わしく感じてしまうことも。
また、同様に小学校3年生では学校でひっ算を習うようになります。
ひっ算では下の位から計算しますが、そろばんは上の位から計算します。
そのため、そろばんをひっ算と同時に始めると混乱してしまうのではないか、という声もあります。
ただこれについては、ひっ算もそろばんも両方問題なく習得できたという声も多いので、一概に混乱するとは言えません。
上の位から計算することで、数の概算を予測する力がつくため、本来は両方の計算方法をしっかり習得できるのがベストです。
習得に時間がかかるから
「そろばんは意味ないからやめたほうがいいよ」という人の中には、「習ったけど習得できなかった」という人が少なくありません。
習得までには個人差がありますが、中学受験で使えるレベルになるまでに少なくとも2年はかかると言われています。
そのため、もし中学受験を考えているようであれば、受験の準備に忙しくなる前までに最低3級、できれば2級までは取得しておきたいところ。
すると小学校中学年になってからだと少し遅いのかなと思います。
ただ特に中学受験を考えていないのであれば焦る必要はないとは思います。
小学校3年生以降でも習得に問題はなく、むしろ早い
「もう9歳や10歳なんだけどダメかしら…」というと、そんなことはありません。
小学校中学年あたりになると脳も発達しており理解度は高いので、むしろスタート時点では低学年の子より有利。
そろばん教室の先生も、中学年あたりから始めた子は低学年より昇級スピードが早いとおっしゃっていました。
全国珠算教育連盟学術顧問の河野貴美子博士による8歳以下、9・10歳、11歳以上の総計35名を対象にした脳波の研究によると、
高学年になるほど課題に対する集中力が高かったそうです。
株式会社サイトクリエーションが保護者100人を対象に実施したアンケート調査では、小学校高学年から始めたという子は20%もいました。
また当サイトによる習い事に関するアンケートでは、そろばんは小学校4年生から始めたという人が最も多く、
「計算が早くなった」「大人になっても役立った」という意見もありました。
3歳・4歳から始める場合の注意点
多くのそろばん教室では、明確な年齢制限は設けていないことのほうが多く、「数字が読める」などの最低条件があります。
そのためそろばんを始められる年齢としては、最少でも3歳(年中)以降ではないかと思います。
オンラインそろばん「おおぞらパス」のかじつそろばん教室の先生によると、以下の4点がクリアした年齢がおすすめとのこと。
- 数字を書けること
- 一人でいられること
- 話を聞いて答えられること
- 上の珠1つで「5」と読めること
他にも「トイレに一人でいける」「じっとしていられる」といったような、学習にあたっての条件を設けていることがあります。
早い方がいいとはいえ、学習できる状態や理解力がなければそもそも成り立たないということですね。
そろばんはつきっきりで親がついているような習い事ではなく、基本的には一人で努力していく習い事になるので、
このあたりはしっかり保護者が見極める必要性がありそうです。
息子が通っているよみかきそろばんくらぶは、3歳から始めることが可能です。
かなりスモールステップで教えてくれるので、未就学児でオンラインそろばんを始めるならおすすめです!
そろばんの効果や弊害はある?
そろばんに通いたいけど、検索で「そろばん 弊害」という言葉も出てきて不安…という人のために、そろばんを習うことでの弊害はあるのかどうか調べてみました。
デメリットは間の計算をしなくなること?
そろばんの弊害はあるのか調べたところ、「そろばんを習うことで学校の勉強と混乱して困った」などの口コミや、弊害を指摘するような論文は見当たりませんでした。
弊害を上げるとしたら、「間の計算の工夫をしなくなることではないか」という声はあります。
ただ多くの数学の先生は、両方学ぶことができれば特に問題は無いとしているようです。
そして早く計算すべき時と、間の計算をしっかりやるときと使い分けていくのが良いとしています。
(※↓動画を再生すると先生の該当発言箇所から開始するようになっています)
また、スピード勝負なので字を汚く書きがちであるという意見もありますが、
字が汚いとケアレスミスにつながるので、これもいずれ修正すべきと気づかざるを得ないため、気にするほどではないのではないかと思います。
そろばんの一番の効果は算数センスがつくこと
そろばんの効果としては、以下のような効果があります。
- 暗算力の向上
- 位の感覚・集合数の感覚など算数センスの向上
- 集中力や処理能力の向上
- ワーキングメモリーの向上
- 自信や自己肯定感の向上
デジタル時代の現在でもそろばん教室が存在するのは、やはりこうした算数センスの向上効果が大きいから。
右脳にも良いとのことで、海外でもそろばん教室が評価されています。
そろばんを習得するまでは大変ですが、一度習得してしまえば一生使えるスキルが身に付きます。
また忘れてしまったとしても、算数センスの下地になることがわかっています。
そろばんは何歳から?まとめ
そろばんは未就学児~少なくとも小学校3・4年生までに始め、少なくともそろばん3級・暗算3級まで取得するのがおすすめです。
ただ9歳以降に始めたとしても、理解力の高さから吸収は早く、同様の効果を得ることはできます。
これは脳の敵年齢という問題ではなく、算数の進度や受験といった外的要因から早いほうがおすすめということ。
子どものやりたいと思ったタイミングが一番は重要です。
習得までは大変ですが、一度習得すれば、かなり大きな武器になるので、ぜひ検討してみてくださいね。
以下の記事では、オンラインそろばん教室の対象年齢や料金などをまとめているので、ぜひご覧ください。
オンラインそろばんのよみかきそろばんくらぶはイチオシです!