藤井聡太さんで一気に有名になったモンテッソーリ教育。
ガチでやるのは大変!
でも、子どもに教具をちょっと使わせてみたい気がしませんか?
…でもモンテッソーリ教具も教室も高いよね…
万単位することもあるモンテッソーリ教具。
確かに高いのでちょっと手が届かないですよね。
ですが、中には100均のような身近な材料でできちゃうものもあるんです!
モンテッソーリの根本的な考え方を押さえておけば手作りでOKだよ!
しかも、ものによってはほぼ買ってくるだけでできちゃうものや、数分でできるものも!
忙しいママでも簡単です。
2歳は特に、1歳のころよりさらに指先を使った遊びや感覚遊びのできる幅が広くなってきます。
モンテッソーリの考えでは、「敏感期を逃すことは、終バスを逃すことと一緒」と言われています。
バスを逃さなければ、藤井聡太さんのようなすごい集中力の子になれるかも!
この機会を逃さず是非、試してみてください!
はじめに:敏感期を意識しておもちゃを作ってみよう
モンテッソーリの考え方には、「敏感期」という
簡単に言うと子どもの身体や精神の発達の中で、「これをやってみたい!」と特になる時期があります。
例えば2歳なら、
- 自分でやりたい!と思う気持ちが増したり、
- 秩序だったことをしたく(順番通りにしたい)なったり、
- 3歳半まで続く「感覚の敏感期」(五感を発達させたい時期)の中でも、
触覚の敏感期(手先を使いたくなる感覚)の中にあります。
2歳半からは「分類・整理したい」!という敏感期に入り、
小さなものや小さなものの変化に敏感に気づくようにもなります。
ですから、整理分類するおもちゃや、五感を刺激するおもちゃ、指先を使うおもちゃは2歳の子にとって、とても良い影響があります。
現在息子5歳ですが、
2歳の時期の集中力が一番すごかったと思います。
当時は狂ったようにひたすらパズルをやっており、
すでに5歳向けパズルまでできるようになっていました。
「頑張ったね!」と褒めるのですが、
本人は真顔で、もう一度壊して、ひたすら同じものをやる…
今思えば指先の敏感期にあったのだと思います。
以下紹介するおもちゃはそれらを意識したものですので、是非参考にしてください。
雑音筒風聞き分けおもちゃ
聴覚のモンテッソーリの教具でもある「雑音筒」風のおもちゃを作ってみました。
※雑音筒…音を聞き分けて、同じ音のペアをみつける教具です。
最初はガラガラ楽器として遊んでもOK!
できるようになったら、聞き分けに挑戦してみてください。
材料
- 中身の見えないカプセル
(※写真は4月の時期だけある、100均のイースターエッグなんです…!
中が開くので他の用途でも使えます。) - ビーズや古米、石やおはじきなど
作り方
①カプセルに同じ重さ(形)のビーズを、同じ数だけ入れたもののペアを、何セットかつくる
塩などの調味料入れにした場合は、ビニールテープなどで中身を隠します。
その上で振ってみて、同じになるよう調整してください。
「このたまごと同じ音のたまごはどれかな?」と、聞き分けの練習になります。
ちなみに参考にした雑音筒とはこちらです。
ちなみに、この聞き分けのおもちゃ、
触覚に応用したものがモンテッソーリ教具にありますね。「ひみつ袋」というそうです。
ペアの見えない箱(またはきんちゃく)に同じ物が入っており、まず一つの箱から出して、同じものをもう一つの箱から触覚だけで当てるものですね。
応用してひみつ袋もやってみてくださいね!
ポンポンボールの移動
指先の発達や、整理分類です。つまむ練習・色分け練習に!
- 仕切りのある箱(アクセサリー収納の箱など)
- トング(100均に小さいものがあります。写真はこどもちゃれんじについていたものです。)
作り方
①仕切りにボール色に合わせた色紙を貼る
②その色のボールを入れる
トングではなく、スプーンでも十分楽しめます。成長すると、お箸の練習にもなります!
ポンポンボールは軽さも弾力もあるので、難しすぎずちょうどいいレベルだと思います。いろいろな大きさが売られているので、難易度を変えてみてください。
ホースで紐通しやプラステン風おもちゃ
ホースを切って、カラーの絶縁テープを巻くといろんな遊び方ができます♪
例えば
紐通しの練習(モンテッソーリでも紐通しは推奨されています)や、
100均のお皿立てをつかってプラステン風(後述)にしたり、
棒に色を塗れば、色分けもできますね!
子どもは指にはめて遊んだりもしていました。用途が広い!
ちなみに紐通しは、ストローを切ったものに変えると難易度が上がります。これだと3~4歳ぐらいからかな?
ただ!プラステン風の使い方ですが…
市販のプラステンでは、
棒の太さと入れる輪の口径にそこまで差がないことがほとんどなんです。
ホースだと棒にはめるのも楽ですが、
「するっ、とはまる感覚的な良さ」があったほうが、
モンテッソーリの考え方的にはより良いような気がします。
そう考えるとホースだと口径ちょっと大きすぎるので、大きめのウッドビーズなどを買ってもいいのではないかと思います!
ちなみにダイソーで購入の先程のお皿たての棒の太さは直径8ミリ。
9ミリ以上穴のウッドビーズはこちら。100均には今のところ見られませんでした💦
ウッドビーズを使う場合は、誤飲に注意してください。
ちなみに、手芸で使うループエンドだと途中から細くなる構造なのでダメでした。
もし、プラステンのようなものを探しているであれば
長く使えるものをいっそ購入してしまうのもおすすめです。
こちらは長さ、時計はもちろん、
数字と対応する量が見てわかるので、長く使えそうです!
ちなみにお皿立て×輪ゴムの組み合わせで、ひっかけて遊ぶのも楽しいです!
こんなふうにボール(ビー玉可、誤飲注意)を転がして遊ぶことも^^
【お皿立て×輪ゴム】
100均にある材料をただ置いておくだけで、子どもは勝手にいろいろな遊びを思いつきます。
引っ掛けて指先の知育はもちろん、三角形など簡単なアートにしたり、
このようにボール(ビー玉)を転がしたりもしていました。
ホースを切ったもの×お皿立てでスタッキングトイ風にも。 pic.twitter.com/cJr8hbK9ZH— まそう いわずに/理系脳に育てるワンオペママ・ワーママブログ (@masoiwazuni) December 3, 2021
ぷすっと快感!お弁当ピック×発泡スチロール
ぷすっといく感覚が楽しいので、結構集中力続きます!
- 発泡スチロール
- お弁当ピック(無ければ楊枝可)
やり方
ひたすらさしてもらう!笑
これも自分や人を刺したりしないよう、注意して見守る必要はありますが、、
この「ぷすっ」と感が、楽しいようでうちの子はいつも集中して繰り返しやっています。
※ピックは太めの大きさのものを。細いと結構曲がってしまうこともありました。
ちなみに、5歳のお兄ちゃんにはネジとドライバーを渡して大工さんごっこができました。発泡スチロール上ならどこでもささるので便利です!♡
ピタゴラスイッチ(?) 2歳バージョン
ころころと転がる様子を夢中で眺めますよ!
ラップの箱がたまたまたくさんあったのでこんなものを作ってみました。
簡単そうに見えて、意外とうまくボールが移動する角度を調節するのが難しいです。
今後は子どもと一緒にピタゴラ装置を作るのが小さな夢ですが、きっと大変なんだろうな😅#おうちSTEAM pic.twitter.com/tEkWGDnt48
— まそう いわずに/理系脳に育てるワンオペママ・ワーママブログ (@masoiwazuni) November 26, 2021
- ラップのはこ、もしくは牛乳パック(ボールの大きさに合わせて調整しやすい方)
- ボール(小さめだとやりやすいかも)
- 養生テープ(壁が傷つきません)
作り方
見たままです!
結構うまくボールがつたっていく角度を調整するのが意外と難しいです。
何度か試してに転がしてみながら微調整していってください!
1歳は目で追うのが大好きな時期。2歳でもまだまだ好きなので、
自分でボールを落とさせてみると、より能動的に遊べるようになっていいですよ。
ペットボトルの蓋で絵あわせ
- アクセサリーケース(ペットボトルの蓋にちょうどいい仕切りのもの)
- ペットボトルの蓋
- 蓋に貼れるシール(同じものを2セット)
作り方
蓋と底にシール貼って完成ですw
モンテッソーリの敏感期の目安では、2歳半から分類・整理をする時期になります。
その時期にこの絵合わせはぴったり!
色合わせもできるようになるので単色のシールに変えてみてもいいかもしれません。
興味を持たない子は好きなキャラクターシールでも。
しかし「分類する」という目的達成を考えれば、好きなものでとっかかりやすくしてあげるのはアリだと、私は思います。
いろいろアレンジできるのが手作りのいいところ!
その子に合ったものを考えてみてください♪
洗濯バサミでライオンさん
- 洗濯バサミ
- ダンボールかボール紙などの厚紙
- 色紙
指先が器用になっていて、洗濯バサミも扱えるようになります。
作り方は色紙に絵を書いて、厚紙に貼り付けます。
私はライオンにしてみました!
もしまだちょっとかたくて無理…という場合は、
大きめの洗濯バサミを使ってみてください!
成長してくると、つなげて動物を作るなど、
洗濯バサミそのもので遊ぶようにもなってきます。
マグネットでタングラムっぽいおもちゃ
切るだけ簡単!それぞれの辺の長さをあわせるとBestですね。紛失注意です!
材料
- 百均のマグネットシート(いろんな色があるとよい)
- ホワイトボード(磁石貼れるタイプ)
作り方
マグネットシートをいろんなかたちに切る!
台所仕事の間、冷蔵庫でいろんなかたちを作って遊んでくれています^^
結構どんな年齢でも遊び続けられるので貼りっぱなしがおすすめ。
余談ですが、このマグネットのブロックを
持っていない子と遊んだ時に作品にかなり差があったように感じます。
右はうちの子で「もぐりん」(アンパンマンにでてくるバイキンマンが操作するモグラ)
左の子はよその子(ちょっと年上)で「おうち」とのことです。
お友達の作品も良いですが、(普段このおもちゃで遊んでいないので)おうちのうしろの部分が想像できていません。
前からみた姿の表現が主ですね。
これを見た時、おもちゃは遊ぶものによって伸ばせる能力が違うこと、
おもちゃ選びもおもちゃ遊びも大切なんだなと改めて思いました。
おまけ:大作!おままごと台
モンテッソーリ教具とは違いますが、
2歳になると社会性を身に着け始め、「ごっこ遊び」っぽいことをし始める時期でもあります。
でもおままごと台は高い!かといってDIYはめんどくさい!
なんて思ったら、ダンボール✕100均でも簡単・丈夫につくることができます!
しかも引っ掛け棚・開き戸棚付きで超便利!おもちゃの収納ができます。
大変な場合は装飾しなくてもOKです!
材料
- ダンボール(中)2つ
- 写真は引っ越し屋さんでもらう小サイズのダンボールを
使ってます。 - 百均のワイヤーラックセットの一部(作り方②参照)
これがあるだけでかなり丈夫に! - ワイヤーネットに引っ掛けたいもの
- 台所用のトレーかボウル
- ホース※
- アルミホイル※
- アルミワイヤー※
(※写真は蛇口用にホースを切ってワイヤーで曲げ、アルミホイルを巻きましたが結構大変でした。見た目が金属っぽくはないですが、シャンプーボトルを突っ込めばそれっぽくなるので、楽したい方は※の材料無しでシャンプーボトルを突っ込んでください!) - 装飾する場合は模造紙や色紙
- 透明幅広テープ
- コルクマット(コンロ用)
(写真にないですが、最初やってました。私は固定甘く、剥がされてしまったのち紛失^^;ボンド✕透明テープなどでしっかり貼り付ければOKです!)
作り方
①ダンボールの1面を、開き戸になるようくり抜いて、
2つつなげる。
最初は大きめのダンボールを使って、シンクと調理台(コンロ)を並べていたのですが、強度が悪く調理台が斜めになってしまいました。同じ大きさの小さめのダンボールを2つ並べてつなげる方がいいです!
一つのみ使用した旧型おままごと台こちら。↓
ちょっと狭いですね。
②ワイヤーラックと棚ラックの部分を、連結部分を使ってつなげる。
片方のダンボール上部に固定します。
固定時、連結部分が出っ張るので、連結部分とダンボールに接する部分はダンボールを少し切ります。
今は100均までワイヤーラックの材料が売ってるなんて、びっくりしです!
ワイヤー部分と、棚台の部分、そして連結部分を購入すると、90度に安定します(伝わるでしょうか!?)
③もう片方のダンボールに、ボウルとシャンプーボトルがはまるようにカッターでくり抜き、はまるようにします。
ちょっと小さめにくり抜き、縁に切り込みをぐるっといれるとはずれにくくなります。
切り込みイメージ↓
④装飾する場合は自由に装飾します。
私は模造紙をぐるっと貼りました。
大変でしたが、横に絵を書いてもらったりしました
写真の開き戸の部分などがマジックでぐしゃーってなってるのはこどもの仕業です(笑)
写真のように、ワイヤーにガーランドを飾るとかわいいと思います!
⑤コルクマットにコンロっぽい絵を描いて、貼って完成!
アレンジしてオーブンやレンジなどをつけてみてもいいですね!
ダンボールを一面だけくり抜いてクリアファイルを貼り、長細い磁石などでバタンとしまるようにすると簡単レンジに変身!
コスパ最高!おすすめのモンテッソーリおもちゃ
モンテッソーリ教具中には、手作りするにはちょっと難しいもの。
それでも「是非、これはおすすめしたい」と思うものもあります。
2000円代の価格の物もありますよ!
100均ではないけれど、長く使うのにコスパのいいおすすめをまとめてみました!
たまごのマッチングパズル
これは以前、モンテを取り入れた幼児教室の見学をさせてもらったときにあったもの。
「合うかどうか試行錯誤してみる」ことが、子どもの集中力を高めることにつながります。
対応する大きさの半分のたまご同士をくっつけていくものです。
裏(殻の方)を上にしてやってみると大人もどれだかわからず、
面白いです!
値段もお手頃ですし、おままごとにも使えますし(笑)
私も買ってよかったなと思っています。
おそらくこれが最安値です(R3.12.4現在)。↓
大体2,000円台です。
円柱さし
簡単なペグさしについては1歳記事で手作り方法を紹介しています!
太さ・高さがそれぞれ違うので、
別の色のところに入れてしまうと高さが合いません。
色合わせ感覚・高さ(長さ)感覚の勉強になります。
難易度的には高めなので、3歳以降でもOK。長く使えると思います。
これも木でできているのに2000円台と安価です!
ハンマートイ
ハンマーで叩くと落とせるぐらいの絶妙な調整が必要なので、手作りは難しいです。
が、叩くことで手首の運動の発達にもなり、行動と結果理解するという点でいいと思います!
いろんなハンマートイがありますが、これは落とすと鉄筋が鳴る♪
ので、聴覚も同時に刺激するという点でおすすめです。
ねじ回しおもちゃ
2歳半ぐらいから「ねじる」ことも上手になってきます。
ペットボトルの蓋も、最初だけちょっとねじってあげるだけで、
あとは自力でねじって開けることができるようになります。
このおもちゃなら「ねじってみたい!」という欲求にどんどん応えてあげることができます。
組み合わせを変えることで、いろんな形を作ることも。
ただ、これは8000円〜9000円と結構お高くなってます。
(でも、買いました…!涙)
手軽にモンテッソーリ!2歳手作りおもちゃのまとめ
今回のおもちゃはほとんど、100均で揃います。
もはや手作りというより、買っただけで終わるものもありましたね!笑
手作りおもちゃは安くでき、捨てるのも簡単で、アレンジも効くのがいいところ!
買った方が長く丈夫に遊べることもあるのは事実。
またモンテッソーリの考え方的には、
本当は「本物(大人と同じものや、木などの自然の材質)がよい」
とされています。
ですから、最後にご紹介したように手作りできないものなどは、手の届く範囲で買ってあげるのが私はいいと思います!
または、
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質が高いおもちゃに幅広く触れることができ、気に入ったものだけ買えばいいのでとっても便利!高い商品を安く使用することができます。
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