この記事は、
- 卵を使った自由研究がしたい
- ぷよぷよ卵(スケルトン卵)がうまくいかない
- ちょっと面白い自由研究で差をつけたい
こんな方におすすめです!
常備菜の定番・卵があれば、特別な材料がなくても自由研究が可能です。
数日かかるものもありますが、15分~30分でできてしまう簡単なものも含めて4つご紹介しています。
家族で楽しめる、面白い実験になりました!
最後が一番簡単かもしれないので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
自由研究なら、キットを購入すると普段家ではできないものも実験できます♪
こちらの記事も参考にしてくださいね。
- 本やネットで調べなくても、開けてすぐできる
- 複数自由研究をやると、賞に有利かも?
- 科学的思考も身につく!
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)の作り方
透けて、触るとぷよぷよの不思議な卵。
簡単で面白い自由研究として人気ですが、今回は失敗談なども踏まえて作り方をご紹介します。
- びんやコップなどの卵の入る容器
- 酢 200~300ml(容器にいれて卵が埋まる量)
- 卵 1個
①卵や容器の中を水れよく洗う。(不純物があるとうまくいかないことがあります)
②容器に卵を割れないように入れ、酢をそそぎ、キッチンペーパーなどでで軽く蓋をして冷蔵庫で2~3日保管します。
比較的古い卵だったのか浮いてしまい、ビンで重しをしました。
調子に乗って食紅で色もつけてみました。
しゅわしゅわ気泡が発生しているのがわかりますね。
3日経つと完成…かと思いきや?箸でつつくと黄身がちょっとみえるような…
割るとふつうの卵でした…
そのまま割って、卵かけご飯にして食べましたw
酢と炭酸カルシウムの反応が終わってしまったからかと思われます。
先ほど「殻は炭酸カルシウムでできているので、お酢によって二酸化炭素が発生する」と既述しましたが、この反応が終わってしまう(酢に含まれる酢酸がなくなってしまう)と、それ以上殻が溶けなくなってしまいます。
確かに、直後と3日後を比較すると、泡の数が全然違うんですよね。
そのため、酢を途中で入れ替えるとうまくいきます。
時々反応を見て、泡が少なければつぎ足していくといいかもしれません。
お手持ちの酢によっても変わる可能性があるので、酢の種類によって日数がどう変わるか?という実験にも応用できそうです。
「カンタン酢」だったから失敗したのかも…
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)の食べ方
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)の食べ方はどうなのかな?と思って調べたところ、こちらの動画が参考になりました。
作成から動画は3つに分かれているので、要約するとこんな感じ。
- 卵かけご飯→熟成された酢の感じがあるたまごかけごはん
- ポーチドエッグ(沸騰したお湯に入れたもの)→見た目はいいけどお酢の味
- マヨネーズ→一瞬完成したけど、時間が経つと油が浮いてくる
おそらく一番美味しそうなのはマヨネーズかな?という印象でした。
材料は公開されていませんが、見ている感じ
- 卵黄…1
- それ以外の水分(酢の部分)…ティースプーン1
- 塩…ティースプーン1/3~1/2程
- 油…150~200ml?
上記3つをよく混ぜた後、油を少しづつ足しながら混ぜているようです。
卵を酢につけてから日数が経っているので、最初からなるべく鮮度の高い卵を使用することがおすすめ。
自己責任にはなりますが、やってみると楽しそうです。
他にもどんな料理ができたか、自由研究として発表してみてもいいですね!
卵の耐久性実験
もろくみえる卵の殻ですが、実はすごく耐久性があります。
家族とも楽しめる、ちょっと面白くて簡単な実験をご紹介します。
- 卵の殻(何日かに分けてためておく)
- 本(文庫本などなるべく同じ&軽めだとなおよい)
①卵を真ん中あたりで割り、殻を洗って乾かす
②何個か溜まったら、伏せて並べる
最初は、2個(4片)で試してみます。
本はすべて均一な重さであれば理想的ですが、難しいと思うので、本を1冊づつ計りながら置いていきます。
3.45kgのせた時点で「パキ」という音がしましたが、完全崩壊せず。
最終的に、4.8kgまでいけました!
- 何冊いけるかわからなかったので結構おおざっぱにやってしまいましたが、「結構載せたな」と思ったら、最後は軽い本を載せていった方が正確な値が出ると思います。
- 何回か同じ条件で試してみるといいかと思います!
今度は6つ(12片)でも試してみました。
こちらも6.1あたりでヒビが入りましたが、完全崩壊したのは10.4kgでした。
(図鑑載せてますが、図鑑はだいたい1冊1kg~1.5㎏くらいです)
まさか10㎏まで載せられるとは驚き!
お子さんも結構楽しめる実験なので、個数や本の数を変えてぜひやってみてください!
卵を使ったお菓子・料理実験
卵を使った簡単な料理実験の紹介です。
やる前には、必ずどうなるか予想してみてくださいね!
2色プリン
卵の性質を生かしたプリンを作ってみます。
- 白身1
- 牛乳大1
- 黄身1
- 砂糖小2
①白身と牛乳、黄身と砂糖をそれぞれ混ぜます。
これから電子レンジでチンしますが、これからどうなるのか予想してみましょう。(溶ける?固まる?膨らむ?白くなる?)
自由研究の題材にする場合は特に、この予想の工程を忘れないよう気を付けよう!
②白身は600wで40秒でチン、黄身は600wで1分チンします。
それぞれ固まり、プリンになりました。
黄身は特に、最初より膨らんでいるような感じがしますね。
この実験により、卵は熱すると固まる性質があることや、チンすると中の水蒸気が上へ膨らむ性質があることが発見できました。
疑似的な目玉焼きに見えてきました。笑
白身のほうは甘味が少ないので、黄身と混ぜて食べるといい感じです。
簡単カラメルプリンの作り方など、こちらでも卵を使ったお菓子についてご紹介しているので参考にしてくださいね。
温泉卵をつくってみよう
- カップ麺の器
- 卵1個
- アルミホイル
- 熱湯
①カップ麺の容器に卵と熱湯を入れる。
②アルミホイルを載せて25分待ちます。
③黄身が固まって、白身が柔らかい温泉卵が完成しました。
ちなみに、保温容器でも同じようにできます。
黄身だけは固まったのは、白身の方が固まる温度が高いという理由があるのですが、この温泉卵の実験から、黄身と白身は何度で固まるのか?という発展実験も思いつきそうです。
カップ麺のお湯は大体65℃くらいになるので、そこがヒントになるかも。
調理用温度計があると実験に便利ですよ!
どっちがゆで卵?
ゆで卵と生卵、見た目からどっちか判断する実験です。
【おうちSTEAMで科学実験】
どっちが生卵? pic.twitter.com/QvZiUcuN3C— まそう いわずに/理系脳に育てるワンオペママ・ワーママブログ (@masoiwazuni) March 29, 2022
これは回るほうがゆで卵、回らないほうが生卵です。
なぜなのか予想してみよう。
生卵は中身が液体、ゆでたまごは固形です。
液体は重心が安定しなくてよく回りません。
液体、固体ということは、
- 光にかざして透けて見えるかどうか
- 振ってみて、液体の動きがあるかどうか
という点でも見分けることができます。
また、生卵の殻には小さな穴があるので、「気泡が出たら生卵」という方法も。
ゆで卵か生卵か、まだまだ他に方法はないか実験してみると、まとめた時にしっかりやった自由研究感があっていいですよ♪
卵の自由研究のまとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
親子での自由研究は大変ですが、身近な卵を使っての研究は子どももやりやすく、見る方も興味を引くものです。
一生懸命やったことは、きっと子どもの大きな財産になるはず!
夏休みを利用して、1度とは言わずどんどんやってみてくださいね!
科学実験を毎月サブスクでやりたい!という場合はこちらも参考に♪