この記事では、
- 中学受験準備に間に合わないことにならないよう、低学年のうちにやっておくことを知りたい
- 今から準備しておくことで差をつけたい!
- 低学年のうちに、どんな勉強や習い事をしていた?
- どんな問題集を使っていたの?
このような疑問をもつご家庭は、ぜひ読んでほしい記事となっています。
中学受験に向けて、低学年のうちに何かやっておかないと、あとになって間に合わなくなるんじゃ…?
そんな不安ありますよね。
そこで今回は、実際に中学受験での合格経験のある家庭に、低学年のうちにやっておくことや、やっておけばよかったと後悔していることをアンケート調査しました。
意外だなと思う問題集や習い事、後悔などがよくわかりました!
少し長くはなりますが、あとで後悔しないようにぜひ最後まで読んでみてください。
日常生活の関わりにおいて、低学年のときにやっておいてよかったと思うこと
保護者11名に、中学受験において低学年のうちにやっておくこと・やっておけば良かったと親が後悔したことをクラウドワークスにてアンケート調査しました。
※子どもは男子6名・女子5名。全員合格経験のある家庭です
※アンケートでは10名募集しましたが、知人を追加して11家庭となっています。
まずは、日常生活で低学年のうちにやってよかったことをご紹介します。
読書の習慣をつけたこと
今回のアンケートでもこういった声が!
小1の息子にも「上手くできたら、音読のコンテストで入賞できちゃうかも!」と持ち上げたところ、単語を区切りながら上手に読めるようになりました。
家事の手伝いの習慣
家事という仕事を通していかに効率的にやるか、工夫してやるかを考えさせることで、思考力を育むことができます。
メリハリをつけて遊ぶ時間
将棋で遊んだこと
日常生活で計算を取り入れたこと
国語ならしりとりもおすすめ!逆しりとり(前の人が言った言葉の最初の一文字を、最後に付くように答える)なども頭を使うので良いですよ。
低学年のうちにやっておいてよかった習い事と、その理由
この習い事はやってよかった、と思うものをアンケート調査しました。
そろばん教室
また、そろばんは「位」をイメージすることができるのが大きなメリット。
「桁の概念」は算数でも苦手にしがちなところなので、ここは算数教育としてかなり強いのではないかと思います。
我が家も「よみかきそろばんくらぶ」というオンラインそろばん教室に通っています。
オンライン学習は実教室と異なり、週1でも効果的に通える点、先生もコマ数も複数あるので、融通が利くのがメリットです。
ロボット・プログラミング教室
低学年~中学年のうちに通うのがおすすめだよ!
英語教室
英検4級~5級程度である場合は多少難しいので、理解力という点では小学校高学年から勉強しても遅くはありません。
しかし、なるべく早く英語に触れさせることで、抵抗をなくしたい場合は習い事の検討をしておきましょう。
語学学習は、赤ちゃんがそうであるように、最初はインプットから始めるのがおすすめです。(こちらの記事の下の方に詳しく書いています)
進研ゼミなどの通信教材
進研ゼミは勉強が楽しくなるコンテンツが多く、勉強を始めたての低学年には最適です。中学受験生でも、塾と併用していたという子が多いです。
公文・学研・Z会などの塾
公文・学研・Z会へ通っていたという声も多くありました。
中学受験といえば、サピックスや日能研などの進学塾のイメージがありますが、
低学年のうちは基礎を固めることができるという点で公文や学研が使いやすかったという人が多いようです。
水泳などのスポーツ
スポーツの中でも、スイミングに通っていたという子が特に多かったです。
体育2だった私も、スイミングだけは楽しく通っていました!
個人プレーなので取り組みやすく、肺活量や体力もつき、実用的でもある水泳は、東大生のかつての習い事でも1位の習い事です。
音楽
勉強面で低学年のときにやっておいてよかったと思うこと
特に勉強面において、低学年のときにやってよかったことについてアンケートを取りました。
勉強の習慣化
宿題以外の勉強の習慣化は、低学年からしっかりやっておくのがおすすめ。
放課後は習い事や塾などがあるので、朝の時間を有効活用したという家庭も多くありました!
ツールを使用して算数力アップ
百ます計算のようなワークを使用したり、日常生活で数字を意識させることで、算数力がアップしたとのこと。
特にマイクラは算数のみならず、科学・工学・生物の知識も同時に身に着くので大変おすすめです。
ガラスが砂からできていることをマイクラで初めて知りました…
/特にbibibiは無料でできるプランがあるので、試しやすいですよ。\
学習環境を整えた
目につく場所にポスターや図鑑があると、いつの間にか覚えてもらうことや、興味を持たせることができます。
歴史をストーリーとしてイメージできる歴史漫画はおすすめ。
偏差値30から慶応大学に合格した「ビリギャル」でも、これで覚えていたそうです。
低学年のうちに役に立ったドリル・教材・問題集
学研やくもんの市販のドリルを使用していたという人がやや多め。
くもんや学研に通わなくても、市販のドリルをやっておくだけでも十分効果があることがわかりました。
低学年のうちに、家庭での声掛け・コミュニケーションにおいてやってよかったこと
どのように親が関わり、声をかけていたかのヒントにと思い、こちらもアンケートしました。
親も一緒に楽しむこと
子どもの勉強中に、一緒に勉強したり、自分も何かに取り組んだりしたというコメントが多くありました。
子どもの勉強中は親はよく家事などをやりがちですが、ここでは「静かで穏やかな環境を一緒に作る」というのもポイントなのかなと思います。
待つこと
私も子どものピアノ練習でよくやりますが、やる気のないときに無理矢理やらせるより、
ちょっと気分がよさそうな時に勧めたほうがうまくいきます。その方が上達も早いようです。
誰でも気分が乗らないことはあるので、「そうゆうときもある」と気楽に考えておくと、そのうち勝手に焦りだしてくれることがあるかも。
質問すること
質問することで、子ども自身どう伝えるか考えたり、なぜという思考を張り巡らすなどして思考力やプレゼン力を鍛えることができます。
一緒に問題を解決すること
「教える」だと上から目線になってしまいますが、一緒に調べることで調べ方に工夫したり、
その過程で違う視点や知識を得るというメリットもあります。
今はYoutubeなどの動画コンテンツで、普段見られない映像も見ることができるので、便利な時代だと思います。
NHKforSchoolで調べると、全教科の疑問を解決できる映像コンテンツが満載なのでおすすめですよ。
褒めることでやる気を引き出すこと
褒めてやる気を引き出す、という声は一番多くありました。
私も、つい間違ったところに先に注目してしまいがちですが、できたところを先に注目するように気を付けています。
目標設定を共有すること
具体的に学校へ見学に行くのはおすすめ!
漠然と目指すよりも、合格した後のイメージを具体的につかむことができます。
逆に低学年のうちにこれはやらなくてもよかった・こうしておけばよかったこと
毎日の学習習慣をつければよかった
価値観の違う子と遊ぶ機会を設ければよかった
勉強に偏りすぎたので運動が必要だった
アメリカで小学生~中学生を対象に行われた、体力と学力の関係性についての研究では、体力と成績の上昇に関連性があることを示しています。
運動することで空間認識能力もつきますし、低学年のうちにスポーツの習い事をしておくのはおすすめです。
子どもの好きな習い事をさせればよかった
これは私自身経験が…。ピアノを7年続けたものの、途中から嫌々通っていたので、ほとんど上達せずに終わりました。
今でも左手の譜面を読むことができません…
今では、親の希望と異なってしまうのが悲しい気持ちはよくわかります。
ただ違う人間であり、そのうち中学受験で習い事どころではなくなるので、低学年のうちに、本人の最も楽しめるものを選ぶのが良いかもしれません。
いろんな習い事をさせればよかった
慎重なコース選択をすべきだった
公共交通の使い方を教えておくべきだった
後悔はない
やらなくていいことは無かったという意見もありました。失敗してもその結果から学ぶことはあると思うので、恐れずに様々なことを経験していければ一番いいですよね。
その他で、低学年のうちにこうしておいてよかったこと
そのほかにも「低学年のうちに家庭でこんな時間を作って良かった」というものをご紹介します。
家族旅行
中学受験が近づくと忙しくなるだけでなく、中学以降は部活でも忙しくなります。
そうすると、家族旅行へまともに行けるのは低学年~中学年のうちだけです。
お金は増減しても、時間は減る一方なので、今のうちに家族との時間を大切にしたいですね。
JTB | じゃらんnet | アソビュー運営「SOTOASOBI(そとあそび ) |
自由時間
友達とたくさん遊ばせる
興味のあるものを実物で見せる
「テレビを見ない子の方が国語力が低い」との研究結果では、見たことがないものをイメージすることができない点が理由として挙げられています。
本や文章で見るよりも、なるべく実物に近いものを見た方が学びは深くなると思います。
小学1年生から中学受験を意識して学習するべき?
中学受験を視野に入れているのであれば、低学年のうちから発展的な問題に挑戦し、バリバリ勉強していくのもありかもしれません。
ただ今回のアンケートは、すべて中学受験で合格経験のある家庭ですが、
低学年のうちから進学塾にいれてバリバリやっていたのかというと、そうでもないのかなという印象です。
むしろ市販のドリルや進研ゼミなど、比較的容易なものから基礎を固めていったという印象です。
また、家庭学習の習慣化の重要性を推している家庭が多いことから、
低学年のうちは家庭学習の習慣化と、基礎問題をしっかり固めて苦手を作らないことが重要です。
最近の家庭学習でおすすめなのは、特に低学年はタブレット学習かと思います。
とっつきやすいだけでなく、戻り学習や先取り学習が可能なので、苦手なところまで振り返ることが可能。
またAIで苦手傾向を分析して出題してくれるという点も魅力的です。
\戻り学習やコンテンツが充実しているタブレット教材一覧/
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「親と一緒に読書する時間を取って読書習慣を身につけた。」