中学受験で低学年のうちにやっておくことは?合格家庭へアンケート

中学受験で低学年でやっておくこと学習教材

この記事では、

  • 中学受験準備に間に合わないことにならないよう、低学年のうちにやっておくことを知りたい
  • 今から準備しておくことで差をつけたい!
  • 低学年のうちに、どんな勉強や習い事をしていた?
  • どんな問題集を使っていたの?

このような疑問をもつご家庭は、ぜひ読んでほしい記事となっています。

中学受験に向けて、低学年のうちに何かやっておかないと、あとになって間に合わなくなるんじゃ…?

そんな不安ありますよね。

そこで今回は、実際に中学受験での合格経験のある家庭に、低学年のうちにやっておくことや、やっておけばよかったと後悔していることをアンケート調査しました。

意外だなと思う問題集や習い事、後悔などがよくわかりました!

少し長くはなりますが、あとで後悔しないようにぜひ最後まで読んでみてください。

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  1. 日常生活の関わりにおいて、低学年のときにやっておいてよかったと思うこと
    1. 読書の習慣をつけたこと
    2. 家事の手伝いの習慣
    3. メリハリをつけて遊ぶ時間
    4. 将棋で遊んだこと
    5. 日常生活で計算を取り入れたこと
  2. 低学年のうちにやっておいてよかった習い事と、その理由
    1. そろばん教室
    2. ロボット・プログラミング教室
    3. 英語教室
    4. 進研ゼミなどの通信教材
    5. 公文・学研・Z会などの塾
    6. 水泳などのスポーツ
    7. 音楽
  3. 勉強面で低学年のときにやっておいてよかったと思うこと
    1. 勉強の習慣化
    2. ツールを使用して算数力アップ
    3. 学習環境を整えた
  4. 低学年のうちに役に立ったドリル・教材・問題集
  5. 低学年のうちに、家庭での声掛け・コミュニケーションにおいてやってよかったこと
    1. 親も一緒に楽しむこと
    2. 待つこと
    3. 質問すること
    4. 一緒に問題を解決すること
    5. 褒めることでやる気を引き出すこと
    6. 目標設定を共有すること
  6. 逆に低学年のうちにこれはやらなくてもよかった・こうしておけばよかったこと
    1. 毎日の学習習慣をつければよかった
    2. 価値観の違う子と遊ぶ機会を設ければよかった
    3. 勉強に偏りすぎたので運動が必要だった
    4. 子どもの好きな習い事をさせればよかった
    5. いろんな習い事をさせればよかった
    6. 慎重なコース選択をすべきだった
    7. 公共交通の使い方を教えておくべきだった
    8. 後悔はない
  7. その他で、低学年のうちにこうしておいてよかったこと
    1. 家族旅行
    2. 自由時間
    3. 友達とたくさん遊ばせる
    4. 興味のあるものを実物で見せる
  8. 小学1年生から中学受験を意識して学習するべき?
  9. 中学受験で低学年のうちにやっておくこと・まとめ

日常生活の関わりにおいて、低学年のときにやっておいてよかったと思うこと

親子

保護者11名に、中学受験において低学年のうちにやっておくこと・やっておけば良かったと親が後悔したことをクラウドワークスにてアンケート調査しました。

クラウドワークスの画面

※子どもは男子6名・女子5名。全員合格経験のある家庭です
※アンケートでは10名募集しましたが、知人を追加して11家庭となっています。

まずは、日常生活で低学年のうちにやってよかったことをご紹介します。

読書の習慣をつけたこと

ひらめき

親と一緒に読書する時間を取って読書習慣を身につけた。」

「活字を読むことが日常生活の一部となるように、親自身が本・新聞といった活字を紙で読んだ。おかげで本に限らず、日常で目に入る様々な活字を読み、それについて考える思考力が身に着いた。」

「本を読む習慣をつけるために毎週1冊本を読ませることで、さまざまな知識を得ることができたことです。」

読書の習慣が、知識や思考力の習得に役立ったという声は多かったです。
また読書習慣を身に着けるために、まず親が読んだという声が、意外にも複数ありました。
子どもが本を読まないと悩む親御さんは多いようですが、やらせる前にまずは自分から読んでいる姿勢を見せるのがいいのかもしれませんね。
まだ1年生で読書習慣を身に着けるのがまだ難しいという場合は、一緒に絵本を読んであげたり、図鑑など調べられるものをそばに置いておくのもおすすめ。
うさぎぬし
うさぎぬし

今回のアンケートでもこういった声が!

「絵本の読み聞かせなどで国語を鍛えた。辞書や図鑑を身近な所に置いていた。」
そもそも本を一人で読む体力がない、読むだけで大変という場合は、先に音読の宿題をしっかりやっていくのもおすすめ。

小1の息子にも「上手くできたら、音読のコンテストで入賞できちゃうかも!」と持ち上げたところ、単語を区切りながら上手に読めるようになりました。

家事の手伝いの習慣

親子でお菓子作り

「家事の手伝いの習慣をつけたこと。」
お手伝いをすることで、責任感や達成感を得たり、効率化や段取りの力が身に着きます。家族から感謝されることで、自己肯定感にも。
中学受験は知識だけでなく、自分で考える力も試されます
家事という仕事を通していかに効率的にやるか、工夫してやるかを考えさせることで、思考力を育むことができます。

メリハリをつけて遊ぶ時間

「勉強と遊びの時間をメリハリをつける。同級生と遊んでもいいが、家に帰って勉強することを交換条件にしていた。」
遊びの時間を犠牲にしてしまうと、友人関係を深めることができないだけでなく、遊べなかった不満がその後に悪影響を及ぼすこともあります。

将棋で遊んだこと

将棋

「将棋です。物事に落ち着いて取り組んでほしくて取り入れていました。今でも趣味にしています。」
ボードゲームは戦略的な思考が身に着くので、脳を鍛えるのに最適。
特に将棋は何歩先までイメージして考えなくてはならないので、すごく頭を使うゲームです。
中学受験塾の四谷大塚でも、こども将棋教室を開催していたことがあり、中学受験を考える小学生に人気の遊びとなっています。
将棋で有名な藤井聡太さんも、名古屋大学教育学部附属の中学出身。将棋と勉学は通じるものがありそうです。
くもんのスタディ将棋は、コマ進む向きが書いてあるので、初めて将棋に挑戦する子におすすめです。

日常生活で計算を取り入れたこと

「車に乗って出かける時に、周りの車のナンバーを見てそのナンバーを足し算やかけ算で早く答えたら勝ちゲームをやってました。そのおかげか計算は早いです!」
よくありますが、車のナンバープレートをみて計算ゲームを積極的にしていたという声がありました。
東大生の小さい頃のエピソードでも、トンネル通過の時間から速度を計算するなどを自然とやっていたとのこと。
退屈になりがちなドライブ中は、自然と勉強を取り入れるのにうってつけです。
日常生活でできる算数力の向上について、アンケートをもとにアイデアを終結した記事がこちらにあるので参考にしてください♪

国語ならしりとりもおすすめ!逆しりとり(前の人が言った言葉の最初の一文字を、最後に付くように答える)なども頭を使うので良いですよ。

低学年のうちにやっておいてよかった習い事と、その理由

この習い事はやってよかった、と思うものをアンケート調査しました。

そろばん教室

よみかきそろばんクラブのようす

「そろばん教室に通ったことで、集中力や暗算力、計算力がついた。

「そろばん。圧倒的に計算が早くなった。暗算もできるので便利でした。」

そろばんに通ったという声は多くありました!
少し古い印象のあるそろばんですが、指先を動かし、右脳を活性化させながら計算を覚えることができるので、処理能力向上に効果的。

また、そろばんは「位」をイメージすることができるのが大きなメリット。

「桁の概念」は算数でも苦手にしがちなところなので、ここは算数教育としてかなり強いのではないかと思います。

我が家も「よみかきそろばんくらぶ」というオンラインそろばん教室に通っています。

オンライン学習は実教室と異なり、週1でも効果的に通える点、先生もコマ数も複数あるので、融通が利くのがメリットです。

ロボット・プログラミング教室

教室の様子

「電車で1時間かけてプログラミング教室に通わせていたことがあります。
当時はその先に難関校に合格させたいという願いがありました。
その手前には算数のひらめきという部分で少し弱いという悩みがありました。
さらにその手前には頭のいい子に育てるような本を読んで、高学年になると塾で忙しくなるから
その前に柔軟な頭を作るためにロボット作りというのが最適、といったことを読みました。
算数のひらめき教科のため、ロボット・プログラミング教室へ通ったという意見がありました。
空間認識能力が身に着くだけでなく、円周率や比率など計算する機会もあるロボット・プログラミング教室は、理系脳を鍛えるのに最適です。
うさぎぬし
うさぎぬし

低学年~中学年のうちに通うのがおすすめだよ!

英語教室

話す様子

「英会話。先入観なく英語を話せるようになった。」

「自分自身としては低学年から国際社会に必要だと思っており、英会話に通うようにしたことです。」

中学受験で求められる英語のレベルは学校によって異なります。

英検4級~5級程度である場合は多少難しいので、理解力という点では小学校高学年から勉強しても遅くはありません。

しかし、なるべく早く英語に触れさせることで、抵抗をなくしたい場合は習い事の検討をしておきましょう。

語学学習は、赤ちゃんがそうであるように、最初はインプットから始めるのがおすすめです。(こちらの記事の下の方に詳しく書いています)

進研ゼミなどの通信教材


「チャレンジで全ての教科をやった。」

進研ゼミは勉強が楽しくなるコンテンツが多く、勉強を始めたての低学年には最適です。中学受験生でも、塾と併用していたという子が多いです。

現在はタブレットで他教科のみならず、電子書籍やプログラミング、戻り・先取り学習できるものも多いのでおすすめです。(タブレット教材の比較はこちら

公文・学研・Z会などの塾

「公文は百ます計算のあとに通い始めました。学校の宿題が少なくて物足りない時に、家で勉強することができてありがたかったです。」

「学研は4年生まで、その後進学塾でしたが基礎が身についていたおかげで進学塾でも遅れずに学ぶことが出来ました。

「幼稚園より学研に通ってました。国語と算数でしたが、文章題のテキストが多くきちんと基礎を理解出来て高学年になっても困らなかったので良かったと思います。」

「Z会、問題数は少ないが良く考えないと解けない問題が多く受験には凄く良かった。」

公文・学研・Z会へ通っていたという声も多くありました。

中学受験といえば、サピックスや日能研などの進学塾のイメージがありますが、

低学年のうちは基礎を固めることができるという点で公文や学研が使いやすかったという人が多いようです。

水泳などのスポーツ

水泳

「プールは泳ぐのが好きでストレスの発散にもなっていたようです。」

「英会話、プール、サッカーを習わせ、社会は広いということを覚えさせ、学校が全てだという固定観念にならないようにしました。」

「スイミングスクールに通っていた。運動することの喜びや基礎的な運動能力を習得できた。」

「空手を習う事で体力もつき、身を守る技や精神的な自信がついて良かったです」

スポーツの中でも、スイミングに通っていたという子が特に多かったです。

体育2だった私も、スイミングだけは楽しく通っていました!

個人プレーなので取り組みやすく、肺活量や体力もつき、実用的でもある水泳は、東大生のかつての習い事でも1位の習い事です。

音楽

ピアノを弾く子ども

中学受験には音楽を取り入れることも良いと聞いたので、エレクトーンを習わせる事により毎日練習する癖をつけた。また、作曲が受験項目にある学校が多数あったため。」
エレクトーンやピアノは脳を活性化させる部分が多く、学習能力アップに効果的とされています。
ピアノも東大生に人気だった習い事として有名なので、興味を示すようであれば、ぜひやっておくのがおすすめです。

勉強面で低学年のときにやっておいてよかったと思うこと

勉強する女の子

特に勉強面において、低学年のときにやってよかったことについてアンケートを取りました。

勉強の習慣化

「毎日学校に行く前に漢字ドリルをやっていたら漢字に強くなりました。」

「衣食住は生きている上で当たり前なのでその中に勉強を生活する上で当たり前になるように組み込んだ。家で学習する事が当たり前を身につけた。」

「小学生に入学時から塾に行っていたこと。おかげで勉強が習慣になった。

宿題以外の勉強の習慣化は、低学年からしっかりやっておくのがおすすめ。

放課後は習い事や塾などがあるので、朝の時間を有効活用したという家庭も多くありました!

ツールを使用して算数力アップ

「数字にふれあいさせた。」

「百ます計算です。計算というよりも目で見て数字が思い浮かぶようになり、計算が早くなったし精度も上がったと思います。」

マイクラは、ブロックの勉強に役立ったと思う。」

百ます計算のようなワークを使用したり、日常生活で数字を意識させることで、算数力がアップしたとのこと。

特にマイクラは算数のみならず、科学・工学・生物の知識も同時に身に着くので大変おすすめです。

ガラスが砂からできていることをマイクラで初めて知りました…

/特にbibibiは無料でできるプランがあるので、試しやすいですよ。\

学習環境を整えた

日本地図パズル

日本地図パズルは形も覚えるのでおすすめです

「部屋の天井に日本地図を貼ったりしていた。」

「学習用の歴史漫画を買って、とりあえず読ませていた。」

目につく場所にポスターや図鑑があると、いつの間にか覚えてもらうことや、興味を持たせることができます。

歴史をストーリーとしてイメージできる歴史漫画はおすすめ。

偏差値30から慶応大学に合格した「ビリギャル」でも、これで覚えていたそうです。

低学年のうちに役に立ったドリル・教材・問題集

学研の国語、文章読解は1年生の時からさせていて、今では国語が武器になるくらいまで成長した。

「具体的なタイトル等はないが、できるだけ文字数が少なく、写真やイラストが多めのものを選んでいた。とにかく何でもいいのでやらせることが大切だと思ったので。」

「本屋さんのくもんシリーズ

日本史のまんがシリーズは勉強している感覚もないくらいたくさん読んでいました。」

学研ドリル。」

漫画・サバイバルシリーズは理科に興味を持つきっかけになりとても良かった。大人も一緒に読んで楽しめました。」

学研やくもんの市販のドリルを使用していたという人がやや多め。

くもんや学研に通わなくても、市販のドリルをやっておくだけでも十分効果があることがわかりました。

低学年のうちに、家庭での声掛け・コミュニケーションにおいてやってよかったこと

どのように親が関わり、声をかけていたかのヒントにと思い、こちらもアンケートしました。

親も一緒に楽しむこと

「一緒に楽しむことを大切にし、内職など自分も取り組めることを共にすることが有効だった。」

同じ問題を自分も解き、どちらが早く終わらせられるかを競ったりするなど、ゲーム感覚で一緒に楽しんでいた。」

「子供が勉強している時は、親も読書などをして、家族みんなが何かに取り組む環境を作った。」

子どもの勉強中に、一緒に勉強したり、自分も何かに取り組んだりしたというコメントが多くありました。

子どもの勉強中は親はよく家事などをやりがちですが、ここでは「静かで穏やかな環境を一緒に作る」というのもポイントなのかなと思います。

待つこと

待つ女性

「子供が自発的に勉強するまで待ち、本人のやる気スイッチを尊重した。」

私も子どものピアノ練習でよくやりますが、やる気のないときに無理矢理やらせるより、

ちょっと気分がよさそうな時に勧めたほうがうまくいきます。その方が上達も早いようです。

誰でも気分が乗らないことはあるので、「そうゆうときもある」と気楽に考えておくと、そのうち勝手に焦りだしてくれることがあるかも。

質問すること

「塾で何を学んだか、何が面白かったかを聞くことで、子供が自分の学びを親に伝える意欲が高まった。」

「子供が質問してきたら逆に『どう思う?』と聞き返すことで、思考力を促進した。」

質問することで、子ども自身どう伝えるか考えたり、なぜという思考を張り巡らすなどして思考力やプレゼン力を鍛えることができます。

また家庭教育アドバイザーであり、登録者11万人以上のYoutuberのTERUさんは、逆に上手くいったときに、「なぜ、上手くいったと思う?」と伝えるのも効果的とのことです。

一緒に問題を解決すること

みんなで勉強

「わからないことは一緒に調べて解決する。”一緒に解決”することで、子供が自己効力感を育む。」

「教える」だと上から目線になってしまいますが、一緒に調べることで調べ方に工夫したり、

その過程で違う視点や知識を得るというメリットもあります。

今はYoutubeなどの動画コンテンツで、普段見られない映像も見ることができるので、便利な時代だと思います。

NHKforSchoolで調べると、全教科の疑問を解決できる映像コンテンツが満載なのでおすすめですよ。

褒めることでやる気を引き出すこと

勉強をほめる

「試験の結果についてはすぐには指摘せず、できた部分を褒めてやる気を出すように誘導した。」

「子供に対して頻繁に褒めることで、自信をつけさせる効果があった。」

「宿題が終わった後に一緒に答え合わせをし、正解時には盛大に褒めることで、次も頑張る気持ちを育んだ。」

褒めてやる気を引き出す、という声は一番多くありました。

私も、つい間違ったところに先に注目してしまいがちですが、できたところを先に注目するように気を付けています。

目標設定を共有すること

「行きたい学校を見学したり、その学校に通うイメージを持たせたりして、目標に向かう意欲を高めた。」

具体的に学校へ見学に行くのはおすすめ!

漠然と目指すよりも、合格した後のイメージを具体的につかむことができます。

逆に低学年のうちにこれはやらなくてもよかった・こうしておけばよかったこと

失敗した顔の写真
やりすぎたこと、やっておけばよかったと後悔していることを聞きました。

毎日の学習習慣をつければよかった

「少しでもいいから毎日自宅で勉強する癖をつけた方が良かったです。」
学習習慣をつけてよかった、という口コミがある一方で、うまくできなかった家庭もあったようです。
抵抗のない低学年のうちから学習習慣をつけておくと、スムーズに受験モードに入ることができます。

価値観の違う子と遊ぶ機会を設ければよかった

「学区外のクラブチームなどで、生活環境や経済状況、価値観が違う子供たちとのコミュニケーションを増やせば良かった。」
中学受験があるような学校は、割と真面目で良い子が多いです。社会に出たときのために、様々な価値観の子とコミュニケーションしておくのは大切かもしれません。

勉強に偏りすぎたので運動が必要だった

少年野球

「勉強に偏りすぎず、運動を通じて脳を活性化させることの重要性を認識した。」

アメリカで小学生~中学生を対象に行われた、体力と学力の関係性についての研究では、体力と成績の上昇に関連性があることを示しています。

運動することで空間認識能力もつきますし、低学年のうちにスポーツの習い事をしておくのはおすすめです。

子どもの好きな習い事をさせればよかった

ならいごと

子供が興味を持たないピアノを無理に習わせたが、後に剣道に興味を示し、中学受験で一度やめることになった。子供の興味に合わせた習い事を早いうちから選んであげればよかった。」

「5年間習字を習ったが上達せず、段位を取ったものの、塾で字の雑さを指摘されることが多かった。興味がわかないことは伸びないと学んだ。」

これは私自身経験が…。ピアノを7年続けたものの、途中から嫌々通っていたので、ほとんど上達せずに終わりました。

今でも左手の譜面を読むことができません…

今では、親の希望と異なってしまうのが悲しい気持ちはよくわかります。

ただ違う人間であり、そのうち中学受験で習い事どころではなくなるので、低学年のうちに、本人の最も楽しめるものを選ぶのが良いかもしれません。

いろんな習い事をさせればよかった

料理する子ども

「さまざまな知識を得るために、多様な習い事をさせてあげた方が良かったと考えている。」
逆に、いろいろな習い事をさせてあげればよかったという声もありました。
習い事をすぐやめてしまうと、辞めグセがつくのではないか…と心配になりますが、やってみないとわからないこともたくさんあります。
いろいろ体験した中で、残ったものを続ける方が子どもには良いのかもしれません。

慎重なコース選択をすべきだった

コース

「慌てて受験コースにする必要はなかったかもしれない。」
周りが中学受験を考えているとなると焦ってしまいますが、慌ててコース選択するより、子どもの現在地をまず把握することがおすすめです。

公共交通の使い方を教えておくべきだった

改札

「田舎で車移動が主だったが、塾のテストや模試の際に公共交通の利用に戸惑うことがあったため、早いうちに教えるべきだった。」
いきなり電車やバスに一人で乗ることになると、試験前の緊張感が崩れてしまうので、早いうちに慣れておくのがおすすめです。

後悔はない

上を向く子

「すべてのことが経験につながると考え、やらなくていい事はないと思う。大切なのは、その結果からどう学ぶかということだ。」

やらなくていいことは無かったという意見もありました。失敗してもその結果から学ぶことはあると思うので、恐れずに様々なことを経験していければ一番いいですよね。

その他で、低学年のうちにこうしておいてよかったこと

そのほかにも「低学年のうちに家庭でこんな時間を作って良かった」というものをご紹介します。

家族旅行

家族旅行

「受験前は忙しくなるため、それまでに家族旅行で多くの時間を共有できたことが良かった。」

「仕事の都合で平日に連休を取り、旅行に行くことで、忘れられない楽しい時間を作ることができた。」

中学受験が近づくと忙しくなるだけでなく、中学以降は部活でも忙しくなります。

そうすると、家族旅行へまともに行けるのは低学年~中学年のうちだけです。

お金は増減しても、時間は減る一方なので、今のうちに家族との時間を大切にしたいですね。

JTBじゃらんnetアソビュー運営「SOTOASOBI(そとあそび )

自由時間

時間

「子供に自由時間を与えることで、自主性を育む。ゲーム、友達との遊び、昼寝など、自分の時間を自分で管理する感覚を持たせた。」
「自分で管理する感覚」とあるので、親が何も指示しない完全自由な時間のことだと思います。
先日インスタでも「低学年のうちに、夏休みの計画を親が主導で立てすぎたせいで、高学年になってから計画が立てられない子になってしまった」という失敗談を見ました。
子ども自身にどう過ごすかを任せる「余白」の時間も大切かもしれません。

友達とたくさん遊ばせる

遊ぶ子ども

「たくさんの友達と遊ばせることで、譲り合いや思いやりを身につけさせた。」
友達と遊ぶ時間をたくさん取らせることで、EQを身に着けたというコメントも。
大人になるために身に着けておきたい大事な力ですね。

興味のあるものを実物で見せる

博物館

「子供が興味を持っているものは、恐竜博物館や国立博物館など、実際に見せることで喜びを感じさせた。」

テレビを見ない子の方が国語力が低い」との研究結果では、見たことがないものをイメージすることができない点が理由として挙げられています。

本や文章で見るよりも、なるべく実物に近いものを見た方が学びは深くなると思います。

小学1年生から中学受験を意識して学習するべき?

う〜ん

中学受験を視野に入れているのであれば、低学年のうちから発展的な問題に挑戦し、バリバリ勉強していくのもありかもしれません。

ただ今回のアンケートは、すべて中学受験で合格経験のある家庭ですが、

低学年のうちから進学塾にいれてバリバリやっていたのかというと、そうでもないのかなという印象です。

むしろ市販のドリルや進研ゼミなど、比較的容易なものから基礎を固めていったという印象です。

また、家庭学習の習慣化の重要性を推している家庭が多いことから、

低学年のうちは家庭学習の習慣化と、基礎問題をしっかり固めて苦手を作らないことが重要です。

最近の家庭学習でおすすめなのは、特に低学年はタブレット学習かと思います。

とっつきやすいだけでなく、戻り学習や先取り学習が可能なので、苦手なところまで振り返ることが可能。

またAIで苦手傾向を分析して出題してくれるという点も魅力的です。

\戻り学習やコンテンツが充実しているタブレット教材一覧/

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中学受験で低学年のうちにやっておくこと・まとめ

今回のアンケートで、低学年のうちは意外と中学受験の準備に力を入れすぎなくてもいいことがわかりました。
むしろ低学年のうちに家族旅行をしたり、友達や習い事を好きなようにさせること、
勉強面では基礎問題をとにかく落とさないようにすることや、学習習慣をつけることが大切です。
これをしないと!と焦るのではなく、低学年のうちに貴重な小学生時代を楽しめるといいですね