この記事では、ロボット・プログラミング教室「リタリコワンダー」を、実際にオンライン体験したレビューをご紹介しています。
- リタリコワンダーが気になるけどオンラインでしかできない。本当にできる?
- 実際のオンライン受講の雰囲気を詳しく知りたい
- 料金の価値がどこにあるのか知りたい
- 良い点だけでなく、悪い点もちゃんと知りたい
このような方におすすめです。
リタリコワンダーはオンラインでもできるロボット・プログラミング教室ですが、実際にオンラインで続けられるのか?金額分の価値があるのか?と、気になりますよね。
そこで今回は実際に、年長児にリタリコワンダーのロボット・プログラミングをオンライン体験をしてみました。
すでにロボット教室は合計7教室体験しているので、比較してどんな印象だったか包み隠さず解説できます。
最後までぜひ読んでみてください。
リタリコワンダーの他の人の口コミについては、こちらの記事でご紹介していいます。併せてご覧ください。
リタリコワンダーの体験レビュー
今回は、リタリコワンダーのコースのうち「ロボットクリエイトコース」「ゲーム&アプリプログラミングコース」を体験しました。
プログラミングコースは、他の教室では小学校3年生あたりから対象にしている教室が多いですが、リタリコワンダーでは年長さんでもできます。
今回は以下の点をチェックするつもりで臨んでいました!
- 金額以上の価値はどこにあるのか?
- 子どもがどのくらいできそうか
※体験授業は基本的に撮影禁止ですが、写真掲載に関しては個人情報を隠せばOKと許可を得ています。
ロボットクリエイトコースのレビュー
最初の10分くらいは、子どもと先生のコミュニケーションの時間でした。
「〇〇くんの好きなものは?」答えに対して話題を広げてくれました。
男性の若い先生だったのもあり、
それが好きなんだ!実はお兄さんも好きで、ほとんどのキャラクターわかるよ!
と、息子とアニメトークなどをしてくれました。
息子はほぼ初めてのオンラインの習い事なので、初対面の人とのテレビ電話にまだ戸惑いがあり、このやり取りで少し緊張がほぐれたようです。
リタリコワンダーの先生の神対応
体験授業開始では、最初にレゴで車と遊園地、どっちが作りたいかを聞かれました。(テーマは今後変わるかもしれません。)
画面には作り方テキストを表示してくれますが、わかりにくいところは先生が手元を拡大して写してくれます。
「画面を見ながら作る」ということに慣れていないので、最初はちょっと時間がかかりましたが、
先生は根気よく嫌な顔一つせず、待ってくれました。
しかし、パーツによっては結構固くてはまらないところがあり、
「固かったらお母さんに手伝ってもらおうか」ということなので少し手伝いました。
年長では一人での受講はちょっと厳しいかもしれません。
「できない〜!やめる!」ってなってしまう子もいると思うんですが、ちゃんと子どものプライドを傷つけないよう配慮した言い方をしてくれていることがわかりました。
完成までは30分程度!
30分ほどで完成するので意外と早かったです!
あまり時間が長いと集中力が続かなくなることもあるので、この長さはちょうど良い感じです。
ロボット教室の中には、ロボット製作メインであとはモーターで動かして終わり、というところもあるのですが
リタリコワンダーは「ロボット・プログラミング」なので、ロボットを動作を自由に指定できるのが魅力!
事前にダウンロードしていたSPIKEというアプリで操作できます。
一覧からやりたい動きを選択肢、中央へドラッグして組み合わせることで連続した動きの指示が可能です。
「右に何回回転させる」という細かい指示もできるほか、ロボットから音を出すこともできます。
「ぶー」というおなら音があり、息子は爆笑してそれを何回も指示していました…
とはいえ、実際に作ったロボットが動くのは子どもにとっては嬉しそう。
最後に先生が「作るのと動かすの、どっちがよかった?」というので、
「うーん」と悩んでいたら「どっちも?」と聞いてきたので「どっちも!」と答えていました。
最後は母子それぞれに対し感想を聞かれ、
残り20分くらいはリタリコワンダーについての説明。
- 体験をしてみて気になったところはないか
- 疑問や不安に感じていることはないか
などを聞かれました。
息子について「よく集中しており、ブロックも動かすのもどちらもいけるタイプでしょう」という趣旨の回答でしたが…
レゴは好きだけど、最後はただ「ぷー」の音だしたいだけなのでは…?とも私は思ったので(笑)、その流れで後日プログラミングの体験もすることにしました。
ロボット教室を年長児が行う場合、最初は作ることよりも、動かして「面白い」と思ってもらうことに価値があるとのこと。
そのため、年長児であればどちらかというと、プログラミングよりロボットのほうがおすすめなんだそうです。
息子は
今日楽しかったからやりたい!ずーっとやりたい!
と興奮気味。リタリコワンダーのロボット教室はなかなか楽しかったようです♪
プログラミングコースのレビュー
動くロボットを作る方が好きなのか、動かす指示をすることが好きなのか、子どもの現段階でのタイプを確認するため、
リタリコワンダーのオンラインプログラミング教室も体験してみました。
リタリコワンダーのプログラミングでは、最初は「スクラッチ」を楽しむところから始まります。
Scratchはアメリカのマサチューセッツ工科大学で開発された、ビジュアルプログラミング言語。ブロックをつなげたりするだけでプログラミングできてしまうので、子どもでも楽しく簡単にできると、多くの小学校や教室で使用されています。
オーダーメイド授業でリクエストを聞いてくれる
今回はお姉さんの先生。
最初のオリエンテーリング的なところでは
「今日はなんて呼んでほしい?」との会話から「何が好き?」などの質問がロボット教室のときと同様にあり、
マインクラフトが好きな話などを先生としました。
その後「今日はどんなゲームを作ろうか?」との質問がありましたが、息子はまだゲームを作る」というイメージが無いので
……??
という反応。
そのため、先生は
マイクラで冒険が好きなら、ゾンビに追いかけられるゲームを作ろうか!
と提案してくれました。
普段スマホでもゲームをよくやるなら、特に好きなゲームを話しておくといいかもしれませんね。
好きなを最初に聞いてくれたのは、このためだったんですね!さすがオーダーメイド授業です。
実際の授業でも、決まったカリキュラムはなく本人と相談して決めるそうです。
年長児にはプログラミングはちょっと難しかった
スクラッチは初体験でしたが、先生の操作に従い、まずすべてひらがな表記に変えてもらいました。
この際マウス環境が必要と聞き、慌てて用意。いつもタッチパッドで操作しているので焦りました!
まず最初にぶつかった壁は操作ができないこと。
息子はタブレット端末ならまだしも、PCなんて触ったことがないので、マウスの使い方からまず指導してもらいました。
難しいよね、がんばれ~!
と先生が応援してくれる場面も。
スクラッチ画面の右半分は、実際に実装される時の画面になっています。
猫のキャラクターがデフォルトでいるのですが、キャラクターは追加や変更ができます。
左半分の「コード」の一覧からやりたい動き方などを選択して中央へドラッグすることで、キャラクターを思い通りに動かします。
速さ・角度・音量などのコードがあり、コード同士を組み合わせることも可能です。
マイクラなら自分の行きたい方向へ行けるよね。でも、これは自分で操作しないとできないんだよね。
先生は「自分が指示することで初めて動くという」プログラミングの基本的な考え方をさりげなく伝えていました。
今回は先生の指示で「ずっと(キャラクターを)10歩動かす」というコードを当てはめてみましたが、
息子は年長児で、そもそも「10歩」とは何かわかってないので、このときもとりあえず言われたから選択したような感じです…
年長児にはまだ早かったか!
問題解決に向けた声がけをしてくれる
途中、骸骨の動きに関して
動かせたね!でもこの骸骨、何か変だよね?何だと思う?
と質問がありました。
息子よくわかっていませんでしたが、横方向に動き続ける骸骨は、画面の端までいく度に、ひっくり返ってしまっていました。
これを直すプログラムもあり、指示に従い「もし、はしについたらはねかえる」というコードをつけると直りました。
ちなみに、画面共有しているので、指示するときはポインタで指示してくれるのでわかりやすいですよ!
その後も
「なにか変えたいところはある?」
「背景の絵を変化させるか、骸骨の動きを変えるならどっちがいい?」
と、子どもがどんな工夫をしてみたいかを聞いた上で、出てこないようなら
これもっと動きを速くしたら楽しいんじゃないかな!?
と子どもの好きそうな提案をしてくれていた先生。
息子はなかなか発言が出てこなかったので、積極的に提案してくれたのだと思います。
押しの強い先生も…
時間があれば、もう少しパワーアップもできたようですが体験自体は1時間で終了になります。
最後の保護者への説明や感想などでは、正直に「まだうちには早いかも」的な話をしましたが、
結構「何日ぐらいでお返事いただけますか」と何度も聞かれたのがちょっと困ってしまいました。
ロボット教室の先生はあまりそうゆうことがなかったので、たまたま押しの強い先生だったのかもしれません。
口コミでも先生についての言及は確かにありました。
リタリコワンダーをオンライン体験した感想
最も感じたのは、先生の対応が口コミ通りとても上手で、子どもの意思を尊重してくれること。
もともと運営元のLITALICOは、障害福祉の分野に精通しており、そのため先生は皆子どもの発達に関する知識や経験・関わり方を理解しているようです。
「レゴをみつけるのが早いね!」だけでなく、息子が
と質問しただけで、「質問が出てきたね!」とこんな些細なところでも、
とにかく褒めて自己肯定感を上げてくれるんです(笑)
しかも大げさに褒めるというより、タイミングみてかなり自然に褒めてくれるので、子どもも少しづつ自信になっていくのがわかりました。
また、何か工夫したい場面は
- 子供の意見をまず聞き
- 出てこないようであれば選択させたり、
- 提案するなどの対応
間違えた時は
- 頑張ったことを褒めた上で、
- どこが違うか考えさせてから
- ヒントを与える
これらのステップ超徹底してくれているのがわかりました。
この促しだけでも思考力・問題解決力・創造力がつくような気がしました。
集団とは違い1対1なので、その子の特性をしっかり見てくれている感じがしました。
また、間違えても否定するような言葉が一切出てこず、ポジティブ言葉にうまく変換してくれていました。
通わせなくても親でも教えられるかも!?
と思ったこともありますが、実際こんなにスムーズに指導できる気がしないです。
結構わからなかったりうまくできなかったりして時間がかかる場面もあったのに、根気よく待ってくれた先生。すごい…!
子どもにとっても、親にいろいろ言われるより、先生に言われたほうが反発もしにくいかも(笑)
リタリコワンダーは何歳ぐらいからできる?
リタリコワンダーは、オンラインでも実教室でも年長から受講可能です。
オンライン教室の約50%は、年長~小学校3年生の低学年で占めているようです。
ただ実際体験してみて、ロボットコースならいいですが、プログラミングコースは未就学児だと少し早いのかなという印象がありました。
ロボットコースではプログラミングを体感的に学ぶことができるので、低学年以下であればロボットコースからの受講がおすすめです。
ちなみに平均通塾期間は約3年だそうですが、長いと6年くらい続いている子もいるそうです。
リタリコワンダーの基本情報や料金
リタリコワンダーの基本情報や、オンラインでの料金について解説します。
リタリコワンダーは、関東圏の限られた教室数しかないので、都市部でない場合はオンライン校がメインになります。
月2回ほどであれば10000円前後なので、ロボット教室の相場とあまり変わらなくなりますが、オンライン教室では1講座60分に。
実際の教室では1講座90分になります。
60分は短く感じる人もいると思いますが、オンラインでできるロボット教室は数少ない上に、子どもの興味に合わせた授業をしてくれるという点は利点かと思います。
リタリコワンダー体験の申し込み方法(3分で完了)
リタリコワンダーの体験申し込みは、3分・6ステップで簡単にできます。
住所も都道府県のみなので、入力する箇所が少なく気軽にできますよ。
-
Step1公式サイトより「体験授業を申込む」をクリック
-
Step2オンラインと教室、どちらで授業を受けるか選択します
-
Step3好きなコースを選択し、「ご予約はこちら」をクリック。
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Step4希望の時間を選択
約90分単位で体験授業の申し込みができるので、好きな時間帯を選択します。
1枠に予約できる家族数が限られているので、満席になってしまう前に早めに申し込みましょう! -
Step5必要事項を入力
名前やメールアドレスなど、必要事項を入力します。
住所の詳細は入力不要です!個人情報の取り扱いチェックをした後に、入力確認画面をクリックします。
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Step6最後の確認画面で内容がOKならこの内容で登録するをクリックします。
リタリコワンダーのオンライン体験のまとめ
リタリコワンダーは講師の教育に力を入れていたり、福祉の分野に精通した先生も多いよう。
実際に体験してみて、その子の興味やできることに合わせた授業の提案だけでなく、声掛けや褒め方を徹底しているのがわかりました。
ただ先生によるという口コミがあるのも事実。実際には体験してもらうのが一番わかると思うので、まずは一度体験してみてください。
ロボット教室がオンラインでできる教室は貴重だよ!