この記事では、デジタル通信教材の「天神」の小学生版を体験してみての口コミ、メリットやデメリットをご紹介しています。
- 天神の価格に対するメリット・デメリットを知っておきたい
- 天神を体験をする前に、どんな教材なのか知っておきたい
- 天神の小学生版で特におすすめの教科を知りたい
- マイナーなので効果があるのか不安
- 他の通信教材とはちょっと違った教材を探している
- 現在やっている単元を戻って勉強したい、あるいは先取りしたい
こんなご家庭は最後まで読んでいただければと思います。
天神は教科書準拠・一問一答反復学習・買取型のデジタル通信教材です。
他の小学生向け通信教材に比べると割とマイナーであり、1年分単位での買取りなので、「本当に大丈夫なのかな?」と心配になる気持ちは大変理解できます。
購入してみて、学習効果のない教材だったら…?と思うと、なかなか踏み切れませんよね。
そこで子育て本を年間120冊以上読み、日々通信教材を研究する著者が、
天神の小学生版を体験してみた口コミをご紹介致します。
結果、天神は問題解説の気遣いがとても行き届いており、教科なら算数が特におすすめ!英語はあまりおすすめしないかな…という印象でした!
小学校時代に学ぶ学習内容は、義務教育だけあって、今後の中学以降につながる基礎的な内容です。
ここで苦手な分野を残しておくと、その後の学習に響いてしまいます。
天神はどのように学習内容の定着を促している教材なのか、具体的に知っておきましょう!
「天神」って何?
「天神」とは0歳から中学生まで幅広く取り扱いのある、デジタル通信学習教材です。
教科書準拠・買い切り型なので無学年で勉強ができ、個々のレベルに合わせて学習できることが特に優れている点。
インターネット不要なので、気がついたら他のことで遊んでいた!ということもありません。
運営会社の「タオ」は普段は主に学校、塾、養護施設などにソフト提供をしているため、天神は初めて聞いた、という方もいると思います。
ですが アグネス・チャンの息子(スタンドフォード大学に現役合格)がかつて受講したというのは有名で、公立小中学校や養護学校などでよく採用されています。
京都府長岡京市小・中学校全14校、岐阜県公立小学校、京都府養護学校、兵庫県私立小学校、ヨコミネ式教育法の通山保育園など
また天神は文部科学省・経済産業省・総務省・厚生労働省が後援の「第10回日本e-Learning大賞」で、15名の審査員達による初の全会一致でグランプリを受賞しています。
つまり、天神は国としてもおすすめされている教材ともいえます。
天神の基本情報
「天神」版基本情報 | |
使用端末 | PC(Windowsのみ)幼児版はタブレットもあり USBを購入し、自宅PCでソフト再生(アップデート可能) |
分野 | 幼児版:知識・数量・言語・記憶・思考から、59ジャンル、約10000問 幼児版の口コミはこちら
小学生版:国語・算数・理科(小3~) 中学生版:国語・数学・理科・社会・英語 オプションで英語特化の「First English」がつけられます。 |
対象年齢 | 0~中学3年生 |
兄弟使用 | 兄弟は無料で使用可(タブレット版は3人まで) |
価格・料金 | 1年分買い切り型(1学年1教科 33,000円~) 料金についてはこちら |
体験 | 資料請求後に無料体験可 |
特徴 |
|
天神は教科書準拠・スモールステップによる反復学習を基本にしています。
そのため、学習に遅れがある子の家庭から天神への問い合わせは、直近5年で3倍以上になっているとのこと。
学習障害があったり、学校へ行かれない子などにも人気があるようです。
詳しい理念が気になる方は、「天神式」メゾットの本を覗いてみてもいいかもしれません♪
天神・小学生版の価格表
天神は、年単位の買取型です。
USBに1年分の内容がすべて収録されています。問題数は約40000問!
詳しい価格詳細については資料請求にて判明します。以下の表はすべて税込価格です。
小学1年 | 小学2年 | 小学3年 | 小学4年 | 小学5年 | 小学6年 | セット価格 | |
国語 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 275,000円(41,800円お得) |
算数 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 52,800円 | 275,000円(41,800円お得) |
理科 | – | – | 44,000円 | 44,000円 | 44,000円 | 44,000円 | 165,000円(11,000円お得) |
社会 | – | – | 44,000円 | 44,000円 | 44,000円 | 44,000円 | 165,000円(11,000円お得) |
英語 | – | – | – | – | 44,000円 | 44,000円 | 82,500円(5,500円お得) |
生活 | 33,000円 | 33,000円 | – | – | – | – | 60,500円(5,500円お得) |
1学年パック | 132,000円(6、600円お得) | 132,000円(6、600円お得) | 176,000円(17,600円お得) | 176,000円(17,600円お得) | 214,500円(23,100円お得) | 214,500円(23,100円お得) | – |
学年関係なく、
理科・社会・英語は 各44,000円
生活は 33,000円
なのでわかりやすい値段設定。
セット買いだと最大で41,800円お得になります。
サブスク(月額制)に慣れているご家庭であれば一見「高いなぁ」とも感じるかもしれないのですが、月額では1教科2,750円~4,400円なので、実は法外な値段ではないんです。
天神は元々塾などにも提供されているソフトなので、それを塾より安い金額で使えるのは悪くないですね!
天神資料の「お客様の声」でもこんな声が。
「月額計算すると塾などよりも安い」「成績があがったので『天神』一本に絞った」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。」 天神資料より引用
また、買取型なので兄弟は無料で使えます。ということは、兄弟一緒に使う場合は月換算してももっと安くなりますね。
それでも初期投資を抑えたい場合は、とりあえず苦手な1教科だけをやるという形もおすすめです。
個人的には「算数」が一番おすすめだよ!
天神小学生版を体験した口コミ
天神の体験学習は到着後4日間。ちょっと短いですが、着払い伝票もすべて記入された状態で届くので返送は楽そうです。
小学生版はパソコンごと届きますが、実際に購入するのは収録USBのみでOKです。
パソコンを直接購入することも可能で、タッチパネル式のものも選べます。
なんとパソコン版を体験すると幼児・小学生・中学生用の全教材データ、英語オプションも体験することができます!
他の通信教材だと一部コンテンツのみの体験が多いのですが、全部体験できるのはとてもお得。買取型なので、気になる教科はしっかりやっておきたいですね。
兄弟は無料でユーザー登録できるので、使うユーザーをまず選択します。
成績なども個別で保存されます。
トップには「偉人の部屋」といってその日に生まれた偉人達が毎日紹介されていました。つい気になって読んでしまうんですよね。
内容も結構面白いので、知らない偉人でも興味が湧きます。歴史に興味を持つきっかけになるかもしれませんし、「こんな人になりたい!」という目標が生まれるかもしれません。
教科書の順番通りに学習する「もくじ」学習と、単元ごとに勉強する「たんげん」学習」、テスト対策の「テスト」学習を選択することができます。
「もくじ学習」では、選択した教科書の項目順にちゃんと並んでいるんです。
これは予習復習がしやすくていいですね!
単元学習では、同じ単元項目が学年を超えてまとめられているので、苦手分野の戻り学習・発展学習に最適な学習方法です。
「たんげん」学習をクリックすると、「小1 おおきいかず」「小23けたの数」のように数に関しての単元が揃いました。
同じ教科で数学年分セット購入した場合は、大きなメリットになるかと思います。
「テスト」学習モードは、教科書準拠ならではの便利さがあります。
テスト範囲を指定すると、その中から自動的に問題がピックアップされて出題してくれます!プリントする場合も1部のプリント問題として印刷されます。
テスト範囲さえわかれば、そこを選択して自動的に作ってくれるんだね!これは便利♡
オリジナルの計画表(時間割)の作成も可能で、普段の計画表はもちろん、テスト用の計画表も分けて作成することができるようです。
問題の方は、教科書準拠だけあって教科書の内容に沿った問題が出題されています。
目次から選択すると、小問5〜6問が連続で出題されます。
一問一答を基本にしているので、1問やるごとに答え合わせをしてくれます。
選択式だけではなく、記述項目もあります。
そのため、「適当に押したら正解だった」ということもありません。
漢字練習では「成り立ちボタン」が表示されているときはアニメーションで成り立ちを解説してくれるよう。漢字がより覚えやすくなりそうですね。
天神では音読練習ができるモードがあり、ナレーターの朗読に続いて追い読みすることができます。
読んでいる場所もハイライト表示してくれます。
小学生では定番宿題の「音読練習」は、直接先生が成果を確認できるものではなく、家庭内でやらないといけない宿題のため、結構面倒だと感じる人も多いようです。
これなら一人でもできそうな感じがします!
句読点区切りか文区切りか、速度なども設定可能。
また天神は一問一答がウリではありますが、間違えてもすぐには解答が出ず、一度ヒントをくれて考えるチャンスをもう一度くれました。
2回目も間違えたときに初めて解説をくれます。
間違えやすいポイントなんかも添えてくれるよう。
ところで老子の格言で、「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか(授人以魚 不如授人以漁)」 という格言があります。
着実な定着には、まずはすぐに答えを出すべきでないと考えたのではないでしょうか。
すぐに教えず、まずヒントを与えたほうが考える力は絶対に伸びますよね。
次の段落にて、口コミで感じたメリットについて詳しく解説しますが、これは偶然ではなく、こうした小さなところにも気を遣いながら、問題や解説が考えられているのではないかなと思います!
天神小学生版を体験してわかったメリット
天神の小学生版を体験してみて、わかったメリットとデメリットを解説していきます。
教科書に沿っている」は意外と重要
「教科書準拠」がウリなので、学校で使っている教科書を選択することができます。
すると、天神の学習項目のところにも教科書のページが載ってくるんです。
そのため、その日の授業で習ったところの予習や復習がとても便利。
教科書が必要になる項目もちゃんと明記がしてあります。
さすが、天神がよく塾や学校で使用されているだけのことはあるね!
教科書準拠でない他の通信学習教材だと、学校で学習している内容と微妙にズレが生じることは結構あります。
しかし天神の場合は教科書を開きながら同時に勉強できるので、その日にわからなかったところの復習もしやすく、わかったときの効果もわかりやすいのではないかと思います。
また天神は教科書改定にも対応していますし、学習指導要領には20年以上対応し続けているので、学校の勉強との相性はかなり良いのではないかと思います。
天神の算数はオススメ!
算数は数や図形問題などの際に、モーションでの説明があってとてもイメージしやすいです。黒板だとなかなかこれは実現しないですよね。
図形や数の移動のようなイメージしづらいものも、こうして動画があることでとてもわかりやすくなるのは大きなメリット。
そして解説もとてもわかりやすいです。
たとえば「くりさがりのある引き算」の場合。
学校などで一般的に教えられている方法として、繰り下がりのある引き算は、やり方として「減加法」と「減々法」の2種類の方法があります。
例えば以下のような「13ー9」の計算は
- まず13を10と3に分ける。
- 10から9を引く。(10ー9=1)
- 1と残った3を足す。(1+3=4)
というように、「引いてから足す」のが減加法。
逆に、「減々法」だと
- 13を10と3に分ける。
- 9から3を引く。(9ー3=6)
- 10から6を引く。(10ー6=4)
のように、どんどん数を引いていくやり方になります。
私にはこっちの考えのほうが難しく感じます…!
どちらのやり方で先生が教えていくかは見解が分かれるところもあるようですが、
筆算の計算では繰り上がったものを足したりしますし、効率的でもあるので
基本的には減加法がスタンダードであるとされています。
天神でも基本的に減加法が多く採用されているようです。
こちらもクリックに合わせ、段階を踏んでモーションが入るのでイメージしやすい。
しかし、天神では減加法一辺倒ではありません。
減々法のほうが考えやすいときは「2回に分けて引く方法もあります」と、減々法のやり方も紹介していました。
12ー3の計算はこのように紹介しています。
- 3を2と1に分ける。
- 12から2を引く(12ー2=10)
- 10から1を引く(10ー1=9)
「3が2と1に分けられる」というのは子どもにもイメージしやすいですよね。
そして12も2と10に分けられるので、減加法よりも簡単に考えられるんです。
天神の問題を作成しているのは、子どもの苦手を熟知している、有名な塾の先生が多いようです。
小さなことですが、天神は「効率的で、子どもが理解しやすい解説」になるよう、細かいところまで配慮していることがわかります。
算数は子どもが苦手になりやすい教科No.1!
そして基礎的な計算力でつまずいてしまうと、その後の学習にも響きやすい教科でもあります。
ですが、天神の解説は信頼できると私は思いました。
このような効率的で子どもにもわかりやすいやり方を学習を定着させていくことで、算数もつまずきにくくなっていくと思います。
天神の算数といえば、独自アンケートにて口コミを集めても、「天神の算数を受講していた」という人は多かった!以下はアンケートで実際にあった内容だよ。
計算が早いほうではありませんでしたが、早くなりました。また、類似問題などがテストで出た時に解けるようになりました。(小2・女子が受講していた家庭)
計算力をつけるには反復学習が重要とされています。
天神には「暗算サーキット」というゲーム要素のある計算学習や、「ひきざんかあど」というカード形式で「数の暗黙知」身につける学習もあります。
一定の速度で走る車を、計算しながら操作します。
間違えると車がこわれる…
計算の練習かあどは、単語帳の電子版のように、クリックするとカードがめくれて解答が出てきます。
普段のプリント学習での計算練習だと乗り気がしないこともあると思いますが、こうしたゲーム要素だと楽しく計算練習ができると思います。
あとは完全に教科書に沿った学習!というわけではなく、時々、天神オリジナルでこうゆうゲーム要素のある学習も促してくれるんですよ♪
「学年」ではなく「学力」に合わせた戻り学習・先取り学習が可能
少なくとも1年分一気に購入が必須なのは、勇気がいるかもしれませんが、その分メリットもあります。
いつも同じ問題で間違えるときは、その問題そのものよりも、その前の段階というでわかっていないという根本的な問題かもしれません。
たとえば筆算で間違えやすい場合、何度も筆算をやればできるというものでもなかったりします。足して10になる数の計算力が足りないから、繰り上がり、繰り下がりがうまくできなくて間違えるのかもしれませんよね。
その場合は1年買い切り型の天神なら、前に戻って学習することができるので、個々のレベルに合わせて学習することが可能です。
「学年」よりも「学力」に合わせた勉強が可能なのね!
学校だとなかなか個人までは行き届かないのが現状。しかし、通信教材などの家庭での学習こそ、個々のレベルに合った学習をしていくべきだと思います。
セットで購入するなら、学年をまたぐことも可能。
一方、他の通信教材の場合はその月のカリキュラムに応じて教材が届きます。
天神は、個々のレベルに合わせた着実な学習という点では、通信教材の中でも群を抜いているのではないかと思います。
また天神は2013年に学力を自動で判定してその子に合った出題をする「戻り学習・先取り学習」プログラムで特許を取得しています。
戻り学習や先取り学習については、教育界でも最近やっとその重要性が認識されはじめたようですが、天神は10年前からすでに研究されていたということになりますね。
間違えた問題は変化して再出題してくれる
記述の通り、天神では一度間違えてもすぐには答えが出ず、ヒントをまず与えてから2回目に解答が表示されます。
その後、間違えた問題は苦手な傾向にあると認識されるのですが、同じ問題がそのまま再度表示されてしまうと、答えを覚えてしまうこともあり得ますよね。
天神では間違えた問題がそのまま同じ形で出題されるということはなく、問題や解答が変化します。そのため、自然に答えを覚えしまって解答してしまう、ということがありません。
昔の天神は同じ問題が出題されていたこともあったようですが、現在はこのように改善されたようです。そのほうが着実に理解できるはずですね。
そして一気に答え合わせするのではなく、一問ごとの答え合わせになるので、これが集中力が続きやすく良いと言われています。
スモールステップで学習ができるのはとても良い点です!
映像や読み上げオプションがある
国語・算数のみのオプションになるようですが、映像レクチャー(オフライン)をつけることも可能です。一流進学塾の講師による解説なので、本当に学校にいるようでわかりやすい!逆にわかるところは飛ばしたりもできますしね笑
学校を休んでしまっていたり、学校の先生の説明がわかりにく場合などは映像レクチャーがあるといいかもしれません。
5分〜15分ほどの短時間映像のため、集中もしやすいです。もちろんネットは不要です。
高校生の頃、私もビデオ学習の塾(○進ハイスクール)通っていました。有名な先生は生徒のわからないポイントをよく把握しているので、学校よりもわかりやすいと思ったことがありますね。
同じくオプションの読み上げ機能は、障害などで読み取りが苦手であったり、学習障害がある場合にとても助かる機能です。
レクチャーや読み上げ機能にかかる追加料金は、
- 映像レクチャー 小1〜小3…33,000円
小4〜小6 52,800円
(6年分セットだと26,400円お得) - 読み上げ機能…55,000円
になるようですが、体験後、1ヶ月以内に申し込むと半額になるキャンペーンもやっていました!
このキャンペーンがその後継続するかは不明ですが、半額になるなら映像だけでもつけたくなってしまいますね。
天神小学生版を体験してわかったデメリット
天神小学生版を体験して感じたデメリットをご紹介します!
初期投資が高い
天神は買取型の通信教材なので、初期投資は結構します。
分割払いもできるようですが、審査があり利息ががかかってしまうようなんです。
もし初期投資を抑えたいのであれば、1教科単位で購入がおすすめです。(33,000円〜)
とはいえ、月額で考えると2,750円~4,400円程度。
この数字がどうなのか。
他の小学生に対応している通信教材と、月額換算で比較してみると
天神 |
2,750円~ |
スマイルゼミ |
3,278円~ |
※RISU算数 |
2,750円~ |
進研ゼミ小学講座 |
3,180円〜 |
(※「RISU算数」は算数特化の教材で、こちらもタブレット・戻り学習と先取り学習が可能・ビデオレクチャーもあります。RISU算数についてはこちら。RISUきっずの口コミはこちら)
学年や選択によって多少異なりますが、天神の小学生版も法外な値段ではないことがわかると思います。
また天神は1学年ごとに購入・買取型のため、
先取り・戻り学習が可能・兄弟も自由に使える
ことが大きなメリットですが、
サブスク型だと
月ごとに決まったカリキュラムによる学習・退会したら兄弟は使えない
ため、初期投資は高いけれど、その分買取型であるメリットがあります。
どちらがいいのかは、よく検討されると良いかと思います!
英語は対話などの実践的な英語力にはいまいちかも?
英語学習もあり、問題練習という意味では良いと思います。
ですが、実践的な英語力が身につくかという観点では、教科英語もオプション英語もはあまり良いとは私は思いませんでした。
まず、教科英語は選択肢の発音が酷すぎます…!
流れた英文に対して、その英文か答えになるように選択する問題。
問題の英語はちゃんとネイティブ録音なんですが、選択肢の英語はコンピューターが自動で読み上げているらしく、完全にカタカナ英語なんです…
「Do you like」なら「どう(間)ゆう(間)らいく」のような発音…
読む英語を勉強したいとか、ペーパーテストで活用したいという理由なら問題はないのですが、「英語耳をつくる」という意味なら選択肢もちゃんとネイティブ発音にしてほしかったというのが正直なところ…
あとは天神の英語はリーディングとライティングが中心なんですよね。これは追加オプションで選択できる英語「First English」も同様で。
テスト勉強ならこれでもOKだと思います。
しかし、これまでのようなペーパー重視の英語教育から対話の重要性へと変化している教育の現状を考えると、「話す英語」が重要なのも事実。
より実践的な英語力を身に着けたい場合は、別の教材も検討するといいと思います。
ちなみに、オプション「First English」はフォニックスを採用しているので、インプットする場合にはそんなに悪くないと思いました!
フォニックスを学びたい場合はオプション選択がおすすめです。
また、英語でも間違えた場合はヒントとして選択肢をしぼってくれたります。
幼児期から始めるなら、ミライコイングリッシュによる映像インプットも安くておすすめ。
理科や社会などはテスト前などの補助的学習
3年生からの理科や社会は、意外と実体験が重要になります。
観察をしたり、実験をしたり、学校でも野外学習が多い教科。
進研ゼミ小学講座だと、顕微鏡や観察キットなどが届いたりするんです。
キットなどがつかない、例えばスマイルゼミのような教材だとしても、写真や動画付きで講座を見れたりします。
しかし天神は実体験教材はないので、そういったものを求める場合には向かないかもしれません。
ただ、天神でも理科の実験はアニメーションにて、どうなるかの再現はされますし、歴史はエピソードアニメが表示されるので、問題だけで理解させる、というようなことはありません。
ただ天神は暗記にはとても便利!
赤シートで見えなくなっているので、覚えるまで暗記することができます。
天神の理科や社会は、テスト対策などの、学習の補助として使うのがおすすめです。
ちなみに、1年生の「せいかつ」では、写真をみて生き物や野菜を答える問題でした!
ご褒美インパクトがちょっと薄め
問題を解いていくとゼニーシールがたまります。
獲得した点数の20分の1(40点なら2ゼニー)がゼニーというポイントになり、
500ゼニーシールを1枚ゲットできます。
10枚ためると、ゲームチケットというご褒美をもらうことができ、ゲームをすることが可能です。
しかし他の通信教材では、頑張った分だけ物の豪華なプレゼントがもらえることもありますから、天神のゲーム開放ではちょっとご褒美インパクトは薄めかもしれません。
今のご時勢、スマホやタブレットアプリでゲームはたくさんできるもんね…
ただオプションをつけると、「タオネットサービス」という賞状や賞品がもらえるサービスもあるようです。
でも22,000円追加でかかります。せめてもっと安くしない!?みたいな。笑
「ご褒美は重視していない」「物でつるようなご褒美は良くない」と考えるご家庭であれば特に問題はないと思います!
プリント印刷が面倒
天神プリント印刷も可能です。
体験の場合は印刷できないので、プリント見本がついてきます。
プリントするのはちょっと面倒ですね。
ワークつけてくれたらいいのに〜とも思います。
しかし、実はこれは「苦手なところ」や「ポイントなど気に入ったところ」など、自分独自の問題集や参考書を作れるという点ではメリットでもあります。
「計算のための余白をとってプリントしたい」という設定もできますし、問題だけでなく大事なポイントを解説した目次も印刷できるので、オリジナルの参考書をつくるのは意外と利点です。
理科実験教室の友人は、小学生の頃、毎日父親から計算練習などのプリントを1枚もらい、オリジナルの「パパドリル」をやることで楽しく理系に育ったとのこと。
親がプリントしてあげることによって、親が手をかけてあげた感もでるかもしれません♪
他の通信教材だと大抵「デジタルだけ」「ワークだけ」で、あっても内容はぴったりとリンクしていないことが多いと思います。
天神は「気に入ったところはプリントできて、かつデジタルも使える教材」なので、案外使い方によっては良い教材だと思います。
ちなみに、プリントの成績とデジタル学習での成績は別で管理することもできます。
天神小学生版はこんな人におすすめ
- 紙教材などの他の通信教材がいまいち続かない
- 学習障害・知的障害などを持ち、学校でついていけるのか不安
- 教科書に沿った通信教材を探している
- 他の通信教材とはちょっと違った教材を探している
- 集中力が続かないのでスモールステップの確実な定着を促したい
- 現在やっている単元を戻って勉強したい、あるいは先取りしたい
天神はキットなどがなく、他の通信教材に比べて派手さはないかもしれませんが、一問一答で説明も丁寧、映像学習や読み上げ機能もあるので集中力の継続には最適です。
また、買取式だからこそ、戻り・先取り学習で個々のレベルに合った学習ができます。そのため、現在の学習に不安を抱いている家庭におすすめな教材という事ができると思います。
タオや天神に関するミニQ&A
タオはどんな会社?
運営元「株式会社タオ」は、1992年4月に設立・30年の歴史がある滋賀県の企業です。普段は塾や学校などに学習ソフトを提供しています。
「天神」は勉強の神様として祀られている「天神様(菅原道真公)」からとったもの、「タオ」は、創業者が中国文学が好きで「道」の中国読みをとったとのことです。(タオの内容や由来については毎日新聞でも紹介されていました!)
天神の中古はある?
天神はフリマアプリなどではまだ見たことがありません。
小学生版はUSBになるので、ウイルスの心配もありちょっと怖いですよね。
中古ですとサポートもなく、学年や名前、カリキュラム、成績データも変更できません。このように「安く手に入ったけど失敗した!」なんてことがあり得ますので、あまりおすすめできません。
「天神」にサポートはあるの?
サポートセンターは平日は21時、土日祝は19時までやっています。
かなり遅くまでやってくれていますね!仕事が終わるのが遅い保護者には助かると思います。詳細は資料でも確認することができます。
この記事を書くにあたり、タオへ電話にて質問をさせていただきましたが、とても丁寧に対応してくれました!
天神の体験・資料請求方法(1分で完了)
天神を体験したい場合、ますは天神の資料を請求する必要があります。
まずは天神のHPに飛びます。
①右上の「資料請求」か、
最後にある「資料請求はこちら」ボタンをクリックします。
②連絡先やメールアドレスを入力。
発達障害児向けの資料なども必要なら選択できます!
③最後に入力内容を確認をクリックします。
資料請求後に体験する場合は、
電話やラインで体験申請し、送られてきてから4日間体験。土日をはさみたいなら、金曜日到着にすると良いかと思います。
4日って短いですが、レンタル期間長いとその間に壊したりしないかヒヤヒヤしちゃうので、私にはちょうど良かったです(笑)
そして着払い伝票も記入された状態でついているので、返却は集荷をお願いするだけ!仕事終わりの17:00以降の集荷でも、ちゃんと来てくれたので、意外と簡単でした。
「無料体験って断れない印象がある」という人についても、しつこい勧誘がないことをしっかり明記してありました。
確かに、その後も一切電話はかかってきていません。
逆に一度断ったとしても、再体験は可能であるとのこと。
気になったら、一度お子様の反応をみるためにもやってみるといいかもしれませんね。
天神・小学生版 の口コミまとめ
- 天神は教科書準拠・買い切り型・無学年で個々のレベルに合わせて学習できる
- 塾や学校などでも採用されており、グランプリの受賞歴から国としてもおすすめされている。
- ヒントや、読み上げ機能・映像機能によって一人でも理解しながら学習可能
- オリジナル参考書や問題集が作れるので能動的な学習ができる
- 国語は音読機能、算数は解説が良い。英語は実践的な学習にはいまいちかも。理科社会はテスト前などの暗記や問題演習なら最適
- 1教科・学年単位で購入可能。初期投資は高いが、月額換算なら相場
天神は、「いろんな教材を試し、最後に残ったのが天神」とよく言われているそうです。
天神は他の教材で合わなかったり、足りないところをカバーしてくれる教材です。
一番は教科書準拠・戻り学習や先取り学習・映像や読み上げ機能、プリント機能など、能動的な学習・一人でも家庭学習を充実させることができる点でしょうか。
初期投資はかかりますが、1教科単位でも購入可能なので、まずは1教科からの検討を始めてみてはいかがでしょう。
体験には資料請求(初期投資が高いからこそ、体験は必須!)が必要なので、1分で入力が終わる資料請求から始めてみましょ♪
資料請求だけでは勧誘メールはほぼきませんよ。